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説明
大航海時代に日本にもたらされたのは、鉄砲とキリスト教だけではなく、音楽を含むヨーロッパの文物であった。
当時の日本人は強い好奇心をもってこれを利用し、楽しんだ。
天正19年(1591年)、豊臣秀吉は、ローマから帰ってきた少年使節の奏する西洋の音楽を大いに喜んだ―
ザビエルのもたらした宗教、そして音楽。
第1章 ザビエルの右手
第2章 西洋音楽の始まり
第3章 日欧音楽比較
第4章 少年たちの歌ごえ
第5章 神学校の音楽教育
第6章 少年の音楽使節
第7章 秀吉のアンコール
第8章 慶長十年のグレゴリオ聖歌
第9章 殉教する西洋音楽
第10章 四百年のオラショ