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説明
1世紀のユダヤ民族史は、近年におけるパレスティナ考古学の成果と文献学的方法論の革新のゆえに、その見直しと書き替えが迫られている。
本書は、この要求に応え、古代末期の世界史の枠組みの中で、1世紀のユダヤ民族の全体像を総合的に叙述しようとする野心的な試みである。
しかも本書は、それぞれの専門分野に関して権威あるユダヤ人学者やキリスト教徒の学者を執筆陣に拝することにより配することにより、主題上のバランスを保つと同時に、従来の研究にしばしば認められるような特定の神学的前提や偏向を排除することに成功している。
ユダヤ民族史や原始キリスト教史の研究においてのみならず、古代末期の世界史一般の研究においても不可欠な二次的文献である。
※経年相当の傷み・日焼け等がございます。予めご了承ください。