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近代世界の成立にキリスト教はどのような役割を果たしたのか。
この問いに対して,ヴェーバーやトレルチなどの見解が提示されてきた。
ポスト・モダンや近代の終焉が語られる現代において、プロテスタント・キ リスト教が果たした役割について、時代遅れのものと見なされる傾向がある。
現代ドイツ神学者のパネンベルクは、近代世界の成立とキリスト教の関係を積極的に評価し、さらに現代のキリスト教の諸問題を明らかにしている。
[目次]
編訳者序論 近代世界とキリスト教──W・パネンベルクの視点
第1章 世俗化された世界におけるキリスト教(世俗化についての論争とその歴史的起源の問題/文化的な世俗化の問題の帰結 ほか)
第2章 宗教改革と近代
第3章 近代のキリスト教的正統性──ハンス・ブルーメンベルクの書物について
第4章 セオクラシー的な選択(社会の政治的な一致のための前提としての宗教の一致/世俗化のプロセスと国家の宗教的な中立/近代的批判の反動 ほか)