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憲法や教育基本法、信教の自由といった国家・政治に関する諸問題から、キリスト教学校の教育、そして教会における聖餐や伝道、エキュメニカル運動に至るまで、いま改めて問われているキリスト教のアイデンティティを再考する。
混迷の時代にあって、キリスト教が進むべき指針を力強く指し示す16の論文と講演。
[目次]
第1部 世界共通文明の動向とキリスト教
第一章 現代社会における「契約」(カヴェナント)の意味
第二章 政治的概念としての契約について
第三章 「信教の自由」について
第四章 文化多元主義と宗教的寛容
第2部 政治と社会
第五章 二一世紀の東北アジアとキリスト教の役割
第六章 憲法改正問題と歴史的経験
第七章 南原繁の昭和天皇退位論
第八章 南原繁のキリスト教信仰と学問思想
第3部 教育とキリスト教学校
第九章 「愛国心」教育の落とし穴
第一〇章 回心とアイデンティティの形成
第一一章 キリスト教学校だからこそできること
第一二章 「人格」教育とは何か
第4部 伝道と教会
第一三章 「伝道の神学」再考
第一四章 日本伝道の現状と展望
第一五章 スピリチュアリティとキリスト教の救い
第一六章 現代のエキュメニズムについての一考察