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カール・バルトの盟友、弁証法神学運動の指導者、『牧会学』Ⅰ,Ⅱの著者として知られるトゥルンアイゼンの生涯と業績を問い直す評伝の後半。
バーゼルのミュンスター教会の牧師となってからの牧会者、バーゼル大学の実践神学者、説教者としての後半生を描く。
盟友バルトへの魂の配慮に生きた同伴者としての姿を描く付論「落ち穂拾い──友情の歴史のために」(日本語版のための書き下ろし)を加える。
[目次]
ミュンスター教会の牧師として(新しい教会の群れの中に立つ牧師/快適なリフト、あるいは不愉快なリフト/多様な牧師の生活/紛争のなかの牧師/信仰覚醒/避難してきた人びと ほか)
説教者(教会員の評価/自己証言/預言者の説教/ミュンスター教会主任牧師が語った、ある説教 ほか)
牧会者(メグレ警部/トゥルンアイゼンの魂への配慮を受けて/私自身の経験を語る/さまざまな証言/手紙による魂への配慮をする者/神のみ手に ほか)
フィナーレ(高齢賛美/君の晩年も、君の青春とそっくりでありますように/神学と社会主義/彼らの生涯の終わりをしっかり見なさい ほか)
付論 落ち穂拾い──友情の歴史のために(担い続けたひと/交わされた書簡/ヨハネ的に/ほめる者/いったい、何が正しかったのか ほか)