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シルクロードは、交易の交通網だけでなく、文化交流の場・諸宗教のるつぼでもあった。
そして、キリスト教もまたこのルートを通して初めて東洋に伝えられた。
この地域を行き交う諸宗教の様子を見事に描いた画期的な書。
[目次]
第一章 シルクロードと旅人たち(学者か、あるいは盗賊か?/宗教と交易/隊商の経験/通婚と宗教教育における女性の役割 ほか)
第二章 古代ユーラシアにおける宗教と交易(ゾロアスター/イランの宗教とユダヤの宗教との出会い/東アジアにおけるユダヤ教 ほか)
第三章 仏教とシルクロード(シルクロードにおける仏教教派/ガンダーラにおける仏教の統合とクシャーナ人/タリム盆地 ほか)
第四章 異端者の隠れ家──シルクロードにおけるネストリウス派とマニ教(東方教会/マニ/不鮮明な相違点──共有される理念、象徴、語彙)
第五章 シルクロードのイスラム化(イランと中央アジアにおける「宗教」反乱/イスラム教と東方における通商/アサシン──暗殺者教団 ほか)
第六章 キリスト教世界の誤算(モンゴル人の宗教/モンゴル宮廷における初期のヨーロッパ使節/イル=ハン朝における陰謀と中傷 ほか)
第七章 もはや「るつぼ」はない(中世中央アジアにおけるキリスト教の終焉/最後のマニ教共同体/東洋におけるさらなるイスラム化)