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説明
内村研究の第一人者が、「不敬事件」前後の言動を、新資料を駆使して日毎に記述し、真相に迫る。
1908-1912。
日本社会から遠ざけられた内村は、荒廃した国土と人心とを信仰と植樹とによって救済されたデンマークにならい、日露戦争後の日本の国と民を救済しようと、次代を担う青年たちに福音を伝えることに使命を見出す。
のちに日本の各界で活躍することになる青年たちの感動の声を混えながら、最愛の娘の死を乗り越えて伝道に尽す内村の日々を描く。
[目次]
苗木を植える
一 柏木の隠者(ちいさき群/今井館/秋たけなわ/林の隠者/ハリス夫人)
二 時のしるし(柏会/天然と神/韓国併合/研成義塾/大逆事件)
三 ルツの死(満五〇歳/「デンマルク国の話」/ルツとつさ子/「モー往きます」)
四 伝道の旅(教会礼拝/札幌伝道/クラーク会堂/津山伝道)
史料
典拠文献