音楽・賛美歌

4,290  (税込) (税抜 3,900 )

ブラームスの創作の前半の頂点《ドイツ・レクイエム》は、聖書・古楽・民謡研究ほか、それまでの彼の多方面にわたる創作の成果が傾注されている。彼が若い時代から追求してきた「人の声」の思想の集大成でもあり、彼の深く考え抜かれた思想「死生観」が込められた、彼独自の宗教音楽でもある。
今日の私たちにも強い現実性をもって語りかける《ドイツ・レクイエム》は、現在でも演奏会のレパートリーとして親しまれている人気曲にもかかわらず、ブラームスは作品の草稿のほとんどを破棄したため、創作の背景がなかなか解明されなかった。
あの柔和で共感にあふれる音楽がなぜ書かれたのか。本書は、多角的な見地から《ドイツ・レクイエム》の創作の背景や、ブラームスの思想に迫る。


2,640  (税込) (税抜 2,400 )
9784860851408, 朔北社, 山本愛:編著, 2022年2月, A4, 80

ゴスペル、それは生きる力!400年前アフリカ大陸からアメリカに運ばれたアフロアメリカン。過酷な運命に翻弄されながらも自由と解放、そして希望を胸に歌い続けた歌。今も歌い継がれるその歌の魅力とは?
子ども達と著者との長年のゴスペル体験から生まれた、日本で初めてのゴスペルの教科書。アカペラでも伴奏付でも歌えます。子どもから大人まで、みんなが歌いやすいシンプルで短いメロディ。誰でもすぐ歌える古い曲を中心にアレンジされています。歌い方から歴史、楽譜、そしてお手本のCDも付いた、ゴスペル入門書の決定版です!


2,640  (税込) (税抜 2,400 )

ヒップホップは宗教である――

人種・性・階級の交差的な差別と殺人的な警察暴力が支配するアメリカの現実。モラルに固執し形骸化した黒人キリスト教会。社会の崩壊、文明の黄昏を生きる抵抗者たちの霊魂は、音と詩となってこの世界を超出する。ブラック・ライヴズ・マターと共闘し、蜂起のうねりに身を投じる、戦闘的黒人牧師が放つインナーシテイの解放神学。


6,930  (税込) (税抜 6,300 )

ミサ曲とレクイエムの近代史 1745-1945


本書は、創作をとおして普遍的な世界に向き合う作曲家の知られざる内面に肉薄し、日本では耳にすることがまだ極めて少ないミサ曲やレクイエムに光を当てる。特に、20世紀前半の両大戦に際して作曲された、知られざるミサ曲やレクイエムの数々は本書独自。特にナチス政権下のドイツでミサ曲やレクイエムを作曲した作曲家について述べられるのはおそらく日本初だろう。またコラムは、そこだけ読んでも社会や宗教と音楽との関係を深掘りできる充実の内容となっている。合唱愛好家がレパートリーを増やすだけでなく、音楽・芸術史(愛好)家が近現代史を見つめなおすのにも役立つ1冊。
本書では、ミサ曲とレクイエムをひとつのまとまりと捉え、近代以降に焦点を絞って記述する。遠い時代のことではなく、現代により近い時代を生きた作曲家たちが、戦争で命を失っていく存在のために音楽作品を書いたことに、多くの読者が共感を寄せるだろう。ミサ曲とレクイエムの著者による訳詞つき。


2,200  (税込) (税抜 2,000 )
9784764261617, 教文館, 星野宏美:著, 2022年3月, 四六, 300

「ドイツ・プロテスタント音楽の継承者」として、その生涯を再評価する本邦初の研究書

ロマン派を代表する作曲家メンデルスゾーン。二大オラトリオ作曲の素地となったバッハ復活上演の取り組みを踏まえてその宗教音楽の根幹を解き明かし、知られざる本質に迫る渾身の一書

音楽家 池辺晋一郎氏・鈴木優人氏 推薦!


1,650  (税込) (税抜 1,500 )
曹友刊行事務局, 児玉麻里:著, 2022年3月, A5, 267
人との出会いによってパイプオルガンとも出会い、学んで、世界平和を願ってパイプオルガンの演奏を行い、世界30カ国300都市から招聘され、訪問。文化・風習など直接肌で感じ、音楽を通していろいろな経験をしながら、時として吃驚したことなどをユーモアのあるタッチで紹介しています。...

5,720  (税込) (税抜 5,200 )
9784818451308, 日本キリスト教団出版局, 金澤正剛:著, 2022年6月, A5, 406, こちらの商品はオンデマンド出版です。ご購入のタイミングにより店頭に在庫がなくなっていた場合、約3週間で当店に納品されます。

※オンデマンド化に伴い上製から並製に変更しています。

今日隆盛を極めているヨーロッパ音楽を育んできたのは、キリスト教会である。キリスト教音楽の歴史は、ヨーロッパのみならず、人間の文化の歴史でもある。初代教会の音楽から説き起こし、バッハに至る1500年に及ぶ変遷とそれを支えた精神史を叙述する。

【目次】

プロローグ 聖書における音楽

第1章 初期キリスト教会の音楽

第2章 ローマ教会とグレゴリオ聖歌の成立

第3章 グレゴリオ聖歌の変容――トロープスとオルガヌム

第4章 中世盛期のポリフォニーと宗教歌曲

第5章 中世からルネサンスへ

第6章 ルネサンス初期の教会音楽

第7章 ルネサンス盛期の教会音楽

第8章 宗教改革とその波紋

第9章 もう一つの宗教改革

第10章 バロックへの道

第11章 バロック期のイタリア

第12章 バロック期のフランスとイングランド

第13章 バロック期のドイツ

あとがき





1,320  (税込) (税抜 1,200 )
9784480510075, 筑摩書房, 礒山雅:著, 2020年10月, 文庫(A6), 304, こちらの商品はご注文後にメーカー・出版元に在庫確認後のお取り寄せとなります。取り寄せ所要日数は通常4日~14日程度です。ご注文後のキャンセルはお受けいたしかねます。また、メーカー・出版社の在庫状況によってはお取り寄せが出来ない場合もございます。予めご了承くださいませ。




2,310  (税込) (税抜 2,100 )

はじめに
第1章――バッハの譜面は本当にすごいのだ
第2章――「G線上のアリア」はジャンルを超える!
第3章――旋律のユニークな作り方 ブランデンブルク協奏曲
第4章――史上最大の大作? ゴルトベルク変奏曲
第5章――「シャコンヌ」をフルコースで 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 第5曲 シャコンヌ
第6章――毅然、決然の協奏曲 ヴァイオリン協奏曲
第7章――「トッカータとフーガ ニ短調」のディーテイル
第8章――「トッカータとフーガ ニ短調」のすごさ
第9章――モチーフの集積・インヴェンション
第10章――ゲームの捧げ物 音楽の捧げ物
第11章――非和声音と調性の魅力 平均律クラヴィーア曲集第1巻より プレリュード ロ短調
第12章――「コーヒー・カンタータ」は小オペラだ!
第13章――トリオ・ソナタ、そして通奏低音
第14章――常識的でないバッハ シェメッリ賛美歌集より
第15章――ひとりオーケストラ イタリア協奏曲
第16章――分散和音のレシピ 無伴奏チェロ組曲
第17章――EUのさきがけ・ポロネーズ 管弦楽組曲
第18章――200年の先見性!~バッハは十二音主義者 平均律クラヴィーア曲集第1巻
第19章――デュオにはソロも含まれる! ヴァイオリンとクラヴィーアのためのソナタ
第20章――ソロにはデュオも含まれる! 無伴奏フルートのためのパルティータ
第21章――バッハはロマンティスト 「主よ、人の望みの喜びよ」
第22章――音符を書くという労働 3台のチェンバロのための協奏曲
第23章――バッハは優しかった 「フランス組曲」による性格判断
第24章――トレランス(寛容) 「マタイ受難曲」の精神






1,320  (税込) (税抜 1,200 )
9784286201030, 文芸社, 小川百合花:著, 2022年11月, 四六, 181

私たちの身近な音楽や意外な人物とキリスト教との関わりと、戦国時代から現代において、弾圧に屈せず信仰を貫いた人々のエピソードをまとめた。(帯より)


2,420  (税込) (税抜 2,200 )

「題名のない音楽会」など数々の番組や演奏会を手がけてきた大人気の音楽構成作家、新井鷗子の伝記シリーズ第4弾。ユニバーサルミュージック制作の、最高の演奏が楽しめるCD付き。親しみやすく読みやすい文章で、バッハの生い立ちや人柄、業績を知ることができる。まるでタイムスリップをして、その人生を隣で見ているかのよう。ドイツ国内で堅実に、真摯に音楽を紡ぎ、後世の音楽家たちに大きな影響を与えたバッハの65年の生涯を、わかりやすく生き生きと描き、当時のバッハ像に迫る内容。
音楽的なところで喜び、涙できるところが、ほかの伝記にないいちばんの魅力。音読したい魅力にあふれる文章は、読み聞かせにも最適。
豊かな感性を持つ子どもに、小さいころから良いもの・本物の音楽を、と考える保護者や学校の先生方におすすめ。大人も子どもも一緒に楽しみながら、バッハの世界を感じ取ることができる。小学校3年生以上で習う漢字にルビ付き。

"CD付き 音楽家ものがたり バッハ 音楽に人生を捧げた仕事人" の最低購入数は 1 です.


2,750  (税込) (税抜 2,500 )
9784865981032, アルファベータブックス, ヴァンサン・ダンディ:著 佐藤浩:訳, 2022年12月, 四六, 272, こちらの商品はご注文後にメーカー・出版元に在庫確認後のお取り寄せとなります。取り寄せ所要日数は通常4日~14日程度です。ご注文後のキャンセルはお受けいたしかねます。また、メーカー・出版社の在庫状況によってはお取り寄せが出来ない場合もございます。予めご了承くださいませ。

セザール・フランクをよりよく知り、 より多く愛するための真の福音書

フランクの高弟で作曲家のヴァンサン・ダンディが、敬愛する師のために筆をとった思い出の書。
伝記としてだけではなく、優れた芸術論・教育論としても読める名著。
昭和28年刊行の音楽之友社版を復刊。

★フランク生誕200年記念

著者は単に外側から第三者としてフランクを眺めたのでなく、かえってフランクの 魂の内奥に触れ、真の音楽精神が何であるかを、いわば秘伝的にフランクから直々に学んだ。したがって著者はフランクの本領を的確に把握し、権威をもって「これがフランクだ」と言い切ることができたのである。――「訳者あとがき」より

"【取り寄せ】セザール・フランク" の最低購入数は 1 です.


2,530  (税込) (税抜 2,300 )
9784276200333, 音楽之友社, 林田直樹:著, 2023年1月, 四六, 208

音楽ジャーナリスト・林田直樹が著した数々のインタヴュー、評論、エッセイ、コラムの中から厳選した38本を収録。アルヴォ・ペルトに「祈り」の本質を聞き、シルヴェストロフからはプーチン政権への批判を引き出し、チェリビダッケ、武満徹、小澤征爾、サイモン・ラトルらとのとっておきのエピソードを明らかにする。そのどれもが音楽に対する深い造詣と限りない愛情に満ちた、エモーショナルな「文芸」である。また、フィリップ・グラス、湯浅譲二、アルヴォ・ペルト、ヴァレンティン・シルヴェストロフ、ガリーナ・ショスタコーヴィチ、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ギドン・クレーメルの各インタヴューも掲載。巻頭書き下ろしエッセイ「背中を押した言葉たち」も秀逸。クラシック音楽の本質を追求した、林田直樹の集大成。

"そこにはいつも、音楽と言葉があった" の最低購入数は 1 です.


3,850  (税込) (税抜 3,500 )
9784393932292, 春秋社, 清水康宏:著, 2023年2月, 四六, 308

ベートーヴェン晩年の「異化された大作」(アドルノ)である《ミサ・ソレムニス》。教会音楽の形式を持ちながらもしばしば“非典礼的”とされてきた本作品の受容史を通じて、19世紀ドイツの「芸術」と「宗教」と「教会」の複雑な関係性を浮き彫りにする。

"音楽のなかの典礼 ベートーヴェン《ミサ・ソレムニス》はどのように聴かれたか" の最低購入数は 1 です.


3,300  (税込) (税抜 3,000 )
9784764225350, 教文館, 尾崎安, 1982年4月, 四六, 476, 経年相当の傷み・日焼け等がございます。予めご了承ください。
「讃美歌」(1872年)から「新撰讃美歌」(1890年)まで明治初期に刊行された12編の讃美歌集全歌詞を収録。 制約の多い日本語の語彙と文体の中に、キリスト教の信仰告白と神への讃美がどのように息づいたかを探る貴重な資料集。

"近代日本キリスト教文学全集15 讃美歌集" の最低購入数は 1 です.


1,760  (税込) (税抜 1,600 )
心底からのモーツァルト好きであったバルトが、驚くべき愛着を赤裸々に語るエッセー、対談6編。 自由奔放に歌う主の創造の世界の賛美は圧倒的!

"モーツァルト" の最低購入数は 1 です.


2,030  (税込) (税抜 1,845 )
カトリックの進歩的神学者によるバルト、ヒルデスハイマーらとの対話。 アマデウスヘの愛の告白の中にモーツァルトの宗教性と信仰的核心を追求。

"モーツァルト 超越性の痕跡" の最低購入数は 1 です.