二〇〇〇年のあいだ、多くの人びとを惹きつけてきた神への信仰をめぐる一大物語敬虔なヨブのもとに、ある日サタンが訪れる。神への信仰心を試されたヨブは財産だけでなく家族までも失う。人類の永遠のテーマである神への信仰心を取り上げ、鮮烈な印象を与え続ける書。ヘブライ語テクストとの違いを明らかにしつつ、第一人者が詳細な注と解説を付した決定版。
"七十人訳ギリシア語聖書 ヨブ記" の最低購入数は 1 です.
秦個人訳による七十人訳ギリシア語聖書、堂々の完結「イスラルの王、ダビデの子、ソロモンの言葉」とされる知恵の書。道徳や教訓などが書かれ、ユダヤ教やヘレニズム世界を理解する上で重要であると同時に、複数回の編集がなされ、またギリシア語とヘブライ語では順序や内容が大きく異なっている書としても、きわめて重要な書。
"七十人訳ギリシア語聖書 箴言 付録 アリステアスの書簡" の最低購入数は 1 です.
ユダヤ人哲学者フィ口ンは,膨大な著作を遺し,後代のキリスト教思想家たちに大きな影響を与えた.本書はとくに,古代世界における最大のユダヤ人迫害(ポグロム)と歴史的に理解されているアレクサンドリアの暴動について重要な史料を提供する.本邦初訳.
"【取り寄せ】西洋古典叢書 フラックスへの反論/ガイウスへの使節" の最低購入数は 1 です.
"旧約聖書続編講義 ヘレニズム・ローマ時代のユダヤ文書を読み解く" の最低購入数は 1 です.
ユダヤ民族の歴史を描き、選民思想の形成に影響を与えた重要書捕囚からの解放、エルサレム神殿や都市国家の再建などの歴代誌から続く1世紀間の時期がえがかれた歴史書としてだけでなく、律法の遵守、異教徒との婚姻の禁止などその後のユダヤ思想の展開に大きな影響を与えたともされる二つの重要書。詳細な注と解説を付した決定版。
"七十人訳ギリシア語聖書 エズラ第一書・第二書" の最低購入数は 1 です.
メシア思想に影響を与えた、重要書。ダビデからマカベア期までの期間につくられたとされる150篇の詩篇群。成立以来、早い時期からさまざまな言語に訳されたが、その訳のあいだで多くの違いがあり史料的価値が大きい。またメシア思想の核心が描かれ、後世のユダヤ・キリスト教の文化や思想に多大なる影響をあたえた重要書。本邦初訳。
ユダヤの思想・文化・歴史を知るうえで重要な12書
人生の教訓やイスラエルの讃歌などを含む「ベン・シラの知恵」、ユディトという女性の信仰を描き後世の美術の題材にもなっている「ユディト記」、イスラエル人として生きることを選んだルツという女性を描いた「ルツ記」、エルサレム陥落と王国の滅亡をうたった「哀歌」――。第一人者による詳細な解説を付した決定版。
歴史とはなにか。ユダヤ民族とは何か。ユダヤ古代史における重要書。地中海世界はローマが席捲し、ユダヤ民族のなかからはイエスが登場するという大きな変動の時期にエルサレムで生まれたユダヤ人の軍人、そして歴史家であるヨセフス。自らの出自とユダヤ民族についてを論じた「自伝」、そして他民族の歴史家によるユダヤ民族への批判的評価に対して反駁した「アピオーンへの反論」。偏見と暴力にあらがいながら、現在にも通じる問題と向き合い続けた古代ユダヤにおける重要な思想家ヨセフスの二つの著作に、第一人者の解説をあらたに付した決定版。自伝(ヨセフスの家の系譜;ヨセフスの受けた教育;ローマへの旅;開戦前夜のエルサレム;ケスティオスの敗退とシリア各地におけるユダヤ人虐殺 ほか)アピオーンへの反論(エパフロディトスへの献辞(第1章);どちらの民族が歴史研究の適格者か―ギリシア人かユダヤ人か(第2章~第12章);ユダヤ民族の古さについて(第13章~第23章);マネトーン、カイレーモーンの誹謗と中傷について(第24章~第35章);アピオーンによる中傷への反駁(第1章~第13章) ほか)
「歴史」とは何か。シリーズ完結! イスラエルの諸部族の起源から、ダビデ、ソロモン、そしてそれに続くユダ王国の王たちの事績を描き出し、歴史を継続した流れとして捉えた書。ギリシア語訳テクストは、ヘブライ語テクストとの違いも多く、聖書研究にとっても最重要の書の一つ、本邦初訳、歴史書シリーズ完結。
神なる王たちとイスラエルの民の王国の400年間にわたる衰退の歴史 ダビデは後継者にソロモンを指名した。ソロモンは王国の絶頂期をつくるが、王を戴いたイスラエルの民は、次第に「神こそが王のなかの王であり、地上の王はその代理に過ぎない」という考えを失い、そして王はついに神の意志に背きはじめる。イスラエルの民の歴史書、最終幕へ。
神に選ばれた王サウルの栄光と没落、そして、王国を統一した偉大なるダビデを描く 契約の箱がいっとき奪われ、周囲の民族との戦乱がつづいたイスラエルの民たちは、王を求めた。預言者サムエルは神の意志に従い、イスラエル最初の王を選んだ。しかし最初の王サウルは次第に神をないがしろにし、民の苦難はつづく。それに終止符をうったのは、次なる王にしてイスラエル王国を統一した偉大なる王ダビデであった。現代にも影響を与える古代ユダヤ史のギリシア語版、本邦初訳。
女預言者デボラ、異教の祭壇を破壊したギデオン、そして怪力の勇士サムソン―― ヨシュア亡き後、教えに背いて異教を信じ、苦難に陥ったイスラエルの民を導いたのは「士師」とよばれる勇士たちだった。美術にも多大な影響を与えた物語群のギリシア語訳の二つの写本を併記。詳細な注を付した決定版。本邦初訳。
モーセ五書の後の「歴史」を描いたとされる重要書。 モーセ亡き後、ユダヤ民族を率いたヨシュアを主人公に、エジプト脱出後、カナンの地にいかにしてイスラエルの民が定着したかを描く壮大なドラマ。それは「歴史」なのか、それとも「物語」なのか。人類史上に大きな影響を与えた本書を、ヘレニズム時代のユダヤ教文献学の第一人者が解き明かす。
紀元前三世紀頃、ギリシアが強大な力を持っていたヘレニズム時代。
エジプトの港湾都市アレクサンドリアの七十二人のユダヤ人たちが、ヘブライ語聖書をギリシア語に翻訳しはじめたという。
この通称「七十人訳」(しちじゅうにんやく)が、新興宗教のひとつでしかなかったキリスト教を地中海世界に広め、その後の世界宗教としての展開を決定づけることになる――。
七十人訳聖書とはなにか。
なぜ生まれ、どのように広まり、いかにしてキリスト教を変え、政治や世界に影響を与えたのか。
『七十人訳ギリシア語聖書』の訳者が、長年の研究の成果をわかりやすく解説する。
[目次]
1 なぜギリシア語訳が必要とされたのか──背景としてのアレクサンドリア
2 七十人訳聖書の全貌──聖なる書物群の翻訳と解釈
3 アリステアスの書簡と死海写本──歴史とフィクションのはざまで
4 フィロンとヨセフス──ギリシア語訳聖書を使用した二人のヘレニストたち
5 七十人訳聖書とキリスト教──「聖書」の誕生とローマの支配
6 もっと正しい翻訳を──ユダヤ教徒による修正
7 パピルスとコデックス──聖書写本の歴史
8 七十人訳聖書の印刷本──ラテン語とギリシア語
9 すべては一九世紀の近代語訳からはじまる
10 現代のテクスト研究のために
エルサレムからバビロンへと囚われたユダヤ民族。
そのなかで、ひときわ優れた人物がいた。
その名はダニエル。
王に重用されたダニエルは王の夢の謎をとき、そしてみずからも預言の夢をみることになる。
ダニエル書への付加2篇も収録。
二つの時代の異なるギリシア語訳を併記。本邦初訳。
紀元前3世紀頃、ギリシアが強大な力を持っていたヘレニズム時代。
アレクサンドリア(エジプト)の七十二人のユダヤ人長老たちがヘブライ語聖書をギリシア語に翻訳しはじめたという。
この通称「七十人訳(しちじゅうにんやく)」が、新興宗教の一つでしかなかったキリスト教を地中海世界に広め、その後の世界宗教としての展開を決定づけることになる――。
現存する最古の体系的聖書であり、イエスの時代に普及していた七十人訳。
本書では、死海写本や史書とも照らしつつ、当時の聖書解釈までを含めて翻訳・注解する。
歴史的に重要な預言書がついに日本語で読める!
丁寧な解説付きの決定版!
バビロン捕囚以前から前2世紀までに活躍したとされる12人の預言者たちと残された文書。
ヤコブとエサウの兄弟譚から神の教えをとくオバデヤ書、大魚に食べられる物語であるヨナ書、絶大な神の力とその怒りの恐ろしさを語るハバクク書など、アッシリア帝国時代、バビロニア帝国時代、そして400年あまり続いたペルシア時代に生きたユダヤ民族についての歴史資料としても、預言者たちの神理解の展開を知る上でも第一級の資料、本邦初訳。
人びとは神の声を聞かず、預言者の言葉を信じず、ゆえにエルサレムは滅んだ。
バビロン捕囚という苦難のなかで召命された預言者エゼキエルは、あまたの幻を見、そこで聞いた神の言葉を人びとに伝えつづけた。
ユダヤの歴史を知るうえでも重要な預言書のギリシア語版テクストを本邦初訳。
ギリシア語版邦訳の三大預言書、ついに完結。
歴史的にも重要な「最初の聖書」。 本邦初訳。
都エルサレムの陥落、バビロンへの捕囚、異郷の地での希望なき生活。
ユダ王国に住む者たちを襲った民族的危機を前に、預言者エレミヤは「主の言葉」と信じたものを語り続けた。
ヘブライ語版よりも1000年以上も古いギリシア語版テクストを原典に忠実に翻訳。
詳細な解説を付した決定版。
"七十人訳ギリシア語聖書 イザヤ書" の最低購入数は 1 です.
"【取り寄せ】西洋古典叢書 コンスタンティヌスの生涯" の最低購入数は 1 です.