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宗教学とは何か。
これについて本書は、次の三つの観点から考察する。
一つは、事実を客観的に取り上げて主観的な価値判断を避け、二つは、宗教を人間に生活現象の一局面と捉え、三つは、特定の一宗教ではなく複数の多宗教を資料として取り扱う。
変幻自在の怪物のような世界の宗教現象を、見事なスタンスとバランス感覚を生かして、社会的人間として必要な宗教の基本知識を詳述した待望の入門書。
1 宗教学の立場と分野
2 宗教の原初形態
3 科学・呪術・宗教
4 宗教の諸類型
5 宗教の構成要因
6 宗教的実在感観
7 宗教的人間観
8 宗教的世界観
9 宗教儀礼
10 教団と社会
11 宗教体験と人格
12 宗教の機能