イエスの福音は非暴力を呼びかけている。暴力のあふれる世界のただ中でイエスに従おうとした多数の福音の証人たち。その生き方に学び、創意に満ちた非暴力の可能性を追求する。
【目次より】
1 イエスの最後の言葉
2 平和の「八至福」
3 私たちの神のイメージ
4 キング牧師の大胆な非暴力
5 道徳的リーダーシップ――エリャクリア、チャベス、ベリガン
6 ノーベル平和賞の受賞者たち
7 ヘンリ・ナウエンの平和の霊性
8 デニーズ・レバトフの平和を作り出す詩
9 ジョーン・バエズ 平和を求める歌声
10 ビル・オドネル 平和を作り出す司祭
11 ティク・ナット・ハンとの静修会
12 ゾフィー・ショルと白バラ
13 フランツィスカとフランツ・イェーガーシュテッター
14 トマス・マートンの知恵
15 サンタフェ・ナイン
2017年夏、キリスト者と多くの市民が反対したにもかかわらず、成立し施行された「共謀罪法」。その内容と危険性を、戦前・戦中に猛威を振るった「治安維持法」と重ね合わせて考える。それとともに、現在、国内外に対立と分断を招いているトランプ政権を、アメリカの福音派・宗教右派がなぜ支えているのかを、歴史を振り返りつつ分析する、今必読の書。
内村研究の第一人者が、「不敬事件」前後の言動を、新資料を駆使して日毎に記述し、真相に迫る。
1903~1907。
日露戦争を前に「戦争廃止論」を唱えたことにより、内村は日本社会から「用なき者」とされた。
しかし、若者の心に「非戦」の声は届き、日本で初めての良心的兵役拒否者を生み出した。
聖書の「平和」を説く内村と、周りに集う文学青年志賀直哉・有島武郎や、のちのキリスト教無教会主義伝道者らの生まの声を織りまぜて、近代日本の大きなドラマの一側面を描く。
[目次]
用なき非戦論者の目
一 非戦平和主義(角筈パムフレット/キリスト教と社会主義/「戦争廃止論」/朝報社退社/花巻伝道)
二 戦中の非戦論者(開戦/母の死/霊の兄弟、肉の兄弟)
三 「新希望」(教友会の結成/キルケゴール/柏崎夏期懇話会/大阪講演)
四 角筈の先生(初夢/父の死/鳴浜夏期懇話会/柏木へ)
史料
典拠文献
"内村鑑三日録07 平和の道 1903~1907" の最低購入数は 1 です.
"内村鑑三信仰著作全集21(オンデマンド版)" の最低購入数は 1 です.
第2次世界大戦で故国を追われたユダヤ人哲学者A.J.ヘッシェル。
その「熱情の神」の思想に励まされ、戦争体験を神学的に消化し、 21世紀の神学がめざすべき方向を示唆した 小山晃佑とJ.モルトマン。
3人の生涯と言葉から、「歴史」を考え、「生き方」を問う。
1 A・J・へッシェル(『イスラエル預言者』(上)/『イスラエル預言者』(下)/『人間を探し求める神──ユダヤ教の哲学』 ほか)
2 小山晃佑(「私の個人史」と「わが宣教の巡礼の旅」は語る/『托鉢僧と水牛の国で』/『水牛の神学』 ほか)
3 J・モルトマン(『わが足を広きところに──モルトマン自伝』は語る/『十字架につけられた神/『三位一体と神の国』』 ほか)
"共感する神 非暴力と平和を求めて" の最低購入数は 1 です.
"共に生きる" の最低購入数は 1 です.
"八月六日の朝 ぼくは十四歳だった" の最低購入数は 1 です.
"信仰の感性を育む 平和構築のために" の最低購入数は 1 です.
"伝記世界を変えた人々2 キング牧師" の最低購入数は 1 です.
"他者の苦痛へのまなざし" の最低購入数は 1 です.
"今日のアジアの教会におけるインカルチュレーション" の最低購入数は 1 です.
東日本大震災から8か月後の2011年11月に司教団が発表した脱原発のメッセージを補完して、科学的、哲学的、神学的な裏づけをなす。
核エネルギー利用の歴史をひもとき原発事故当事国である日本の責任を問い、核技術に関する科学的な解説をなしたうえで、カトリックの教理と現代の環境思想を踏まえた核をめぐる倫理的な考察を展開する。
"今こそ原発の廃止を 日本のカトリック教会の問いかけ" の最低購入数は 1 です.
"人間の安全保障 正義と平和促進のために" の最低購入数は 1 です.
若者たちへ――子どもにも、人生を決めなければならない時がある。
ナチの学校への進学を推せんされたデーケン少年は言った、「ぼくは、行きません」―― わずか12歳の少年が命がけで選んだ道、それは「生と死を考える」原点となった。死生学者デーケン神父の少年時代を、同時代を生きた彫刻家、池田宗弘が描く。妹の死、機銃掃射で九死に一生を得たこと――後の思想と実践につながる少年時のエピソードを、心の奥に届く絵物語に。 オールカラー [小学校高学年から大人まで]
"人は愛するに足り、真心は信ずるに足る アフガンとの約束" の最低購入数は 1 です.
パレスチナに学び、パレスチナとともに闘う
交差的な解放闘争に向けてーー
日・韓・在日を架橋する運動体にして、2006年からパレスチナとの交流事業を継続してきた在日本韓国YMCAが2021〜22年に主宰したオンラインティーチインが待望の書籍化。差別の複雑な実態を把捉し、それに対する解放実践にインスピレーションを与える交差性(インターセクショナリティ)の概念によって、パレスチナをめぐる抑圧と抵抗の歴史を再照射し、ありうべき連帯の可能性を開示する。フェミニズム、批判地理学、パレスチナとアメリカ黒人解放闘争との接点、クィア理論、在日朝鮮人とパレスチナ、日本赤軍の足跡、パレスチナ解放神学、シオニズムと対峙する宗教思想といった先鋭的な視角からなる8本の論考が詰め込まれた、交差的な知と実践の道具箱。
"交差するパレスチナ 新たな連帯のために" の最低購入数は 1 です.
今、戦争の足音が聞こえてくる時代に、中村哲医師の平和主義こそが私たちの希望となる----。評論家・佐高信とジャーナリスト・高世仁が、“日本国憲法を実行した男”中村哲を縦横無尽に語り合う。
"中村哲という希望 日本国憲法を実行した男" の最低購入数は 1 です.
2019年12月、アフガニスタンで起きた人道NGO「ペシャワール会」の中村哲医師の殺害事件。朝日新聞記者や現地助手は、その実行犯を特定。犯行グループの素性や人脈を徹底的に調べ上げ浮かび上がった背後には、国際テロ組織や諜報機関の存在があった。3年半にわたる追跡取材の記録。
"中村哲さん殺害事件 実行犯の「遺言」" の最低購入数は 1 です.
病・貧富・戦乱… 世界の不条理に挑む 長い旅が始まった。 1984年、パキスタン北西部の古都ペシャワールのハンセン病院に赴任した中村哲医師。ソ連軍撤退と国際援助ラッシュの狂騒を尻目に、内戦下のアフガン、そしてパキスタン最奥部の無医村へ。寄る辺なき患者達に希望の灯を届けるべく苦闘し続けた実践の軌跡。 ※中村哲医師から日本の支援者に向けて送られた37年間の活動報告を集めた決定版!(上下巻/下巻は’24年春刊)
"中村哲 思索と行動 「ペシャワール会報」現地活動報告集成 [上]1983~2001" の最低購入数は 1 です.
世界最大の宗教、キリスト教の信者は、なぜ「愛と平和」を祈りつつ「戦争」ができるのか?
殺人や暴力は禁止されているのではなかったか?
本書では、聖書の記述や、アウグスティヌス、ルターなど著名な神学者たちの言葉を紹介しながら、キリスト教徒がどのように武力行使を正当化するのかについて見ていく。
平和を祈る宗教と戦争との奇妙な関係は、人間が普遍的に抱える痛切な矛盾を私たちに突きつけるであろう。
序章 キリスト教徒が抱える葛藤と矛盾
第1章 ローマ・カトリック教会の説く「正当防衛」
第2章 武装するプロテスタントたち
第3章 聖書における「戦争」と「平和」
第4章 初期キリスト教は平和主義だったのか
第5章 戦争・軍事との密接な関係
第6章 日本のキリスト教徒と戦争
終章 愛と宗教戦争
"中公新書 キリスト教と戦争" の最低購入数は 1 です.
"世のために存在する教会 戦争責任から環境責任まで" の最低購入数は 1 です.
"上智大学夏期神学講習会講演集 2011年度 あなたの隣人はだれか 現代における共生の行方" の最低購入数は 1 です.
"一粒のたねから" の最低購入数は 1 です.
"ヨハネ福音書の特質 旧約から新約へ" の最低購入数は 1 です.