キリスト教に関する歴史

2,200  (税込) (税抜 2,000 )
9784400213260, 新教出版社, 富坂キリスト教センター:編

あの時代のキリスト者たちは、どのような葛藤を抱えていたのか

戦時下を生きたキリスト者たちを、「戦争協力者」や「抵抗者」といった一面的な評価で裁断できるのか。

富坂キリスト教センターが立ち上げた「内面史研究会」は、キリスト者個々人の内面の歩みに注目し、当事者のこころの葛藤、相克や矛盾などを検証することにより、十把一絡げの評価や決めつけを乗り越え、太平洋戦争下のキリスト者たちの動向、すなわち追随・加担・協力、そして沈黙・拒否・抵抗の諸相を重層的に跡づけようとする。

本書では、日本人キリスト者のみならず植民地下の現地のキリスト者にも着目する。キリスト教思想史・教会史への新たな視角。

 

【目次より】

共同研究のねらい  戒能信生

「日本的基督教」への道のり――今泉源吉のあゆみ  大久保正禎

罪責感について――ホーリネス史から考える戦争責任  上中栄

戦時下説教の実像――大連西広場教会月報『霊光』を中心にして  戒能信生

戦時下を生きた牧師 廣野捨二郎  矢吹大吾

日本統治末期の朝鮮における信仰弾圧とクリスチャンの内面分析――朴允相と孫良源のケース  徐正敏

植民地朝鮮における「信教の自由」――「改正私立学校規則」と「神社参拝問題」を巡って 李省展

戦時期台湾におけるキリスト教徒の「内面」を問う  高井ヘラー由紀

宣教師の見た日本人牧師――「満洲国」のキリスト教界を例として  渡辺祐子

H・E・テートの内面史研究  山崎和明

共同討議


2,090  (税込) (税抜 1,900 )
9784862832825, 関西学院大学出版会, ルース・M・グルーベル監修/神田健次、池田裕子編
20世紀前半の危機的時代を生きた、知的で創造力豊な人間的魅力の溢れる謙虚な人物C. J. L. ベーツ。関西学院のスクールモットー“Mastery for Service”の提唱者である彼の、リーダーシップにあふれた当時の資料をまとめる。

2,640  (税込) (税抜 2,400 )
9784582768817, 平凡社, 上智大学中世思想研究所:編訳/監修

ライブラリー創刊25周年企画、待望好評の『中世思想原典集成』文庫化(全7巻)。第4巻は「ラテン中世の興隆2」。サン = ヴィクトルのフーゴーほか。


3,520  (税込) (税抜 3,200 )
9784764274327, 教文館, 關岡一成

海老名の実像を知るために必須の資料集!

海老名彈正は日本におけるプロテスタント・キリスト教の最初期の代表的な指導者である。しかし、選集・全集がないこともあり、多くの誤解も生んできた。本書は「Ⅰ.著書目録」「Ⅱ.論文目録」「Ⅲ.海老名関連の著書・論文・記事」「Ⅳ.海老名による横浜・熊本・札幌バンドの特色」「Ⅴ.海老名の人物評」「Ⅵ.他者の海老名評」「Ⅶ.『読売新聞』『朝日新聞』記者による海老名の演説振り」「Ⅷ.海老名みや子の回想」「Ⅸ.ジェーンズ再任の際の演説草稿」「Ⅹ.海老名・実母の祖父・足達八郎父子の豪傑振り」からなっており、海老名に関する資料を網羅的に取り扱った渾身の力作。


3,520  (税込) (税抜 3,200 )
9784896942613, 八坂書房, パウル・ザルトーリ:著 吉田孝夫:訳

中世以来、人と人をつなぐ目に見えない〈絆〉として機能した、古きよきヨーロッパの象徴=鳴りひびく鐘の音と、その音色を作り出す鐘そのものについて、いつごろから、どのように聖俗の生活に浸透したかを、関連する習俗の記録などにたどり、社会史家の阿部謹也氏も高く評価した名著、待望の邦訳。

第一次世界大戦後のドイツにおける大規模な民俗調査をもとにまとめられた、古典的名著の全訳。鋳造過程から教会や日常生活での役割、さらには「悪魔と鐘」などの伝説にいたるまで、技術史・社会史・文化史上も貴重な証言を満載。図版多数。

(略目次)

Ⅰ 鐘の素材と鋳造をめぐって
Ⅱ 鐘の奉献
Ⅲ 鐘の名前
Ⅳ 聖なる鐘、人に寄り添う鐘
Ⅴ 魔除けの鐘
Ⅵ 豊饒と健康をもたらす鐘
Ⅶ 教会に仕える鐘
1 日常の祈りの鐘
a 朝の鐘/b 昼の鐘/c 夕べの鐘
2 迷いびとの鐘
3 木曜日の鐘、金曜日の鐘
4 日曜日の鐘
5 祝日の鐘
a クリスマス/b 新年/c 枝の主日、聖木曜日、ローマへ旅する鐘/d 聖金曜日 158/e 復活祭/f 昇天祭/g 聖体祭/h 教会開基祭
6 嵐除けの鐘
Ⅷ 鐘と家族
1 誕生、洗礼、堅信礼
2 結婚
3 死
a 葬送の鐘/b 死を予告する鐘/c 万霊節の鐘
Ⅸ 市民生活と鐘
1 災害や火事を知らせる警鐘
2 都市自治体の鐘
3 法の鐘
4 戦争の犠牲となった鐘
Ⅹ 鐘は語る──響きの「聞きなし」
Ⅺ 慣用句のなかの鐘
Ⅻ 鐘の伝説をめぐって
1 地底と水底で鳴る鐘
2 豚が掘り起こす鐘
3 鐘の伝説と関わりの深いその他のモチーフ
原註
西欧における鐘の文化略史──あとがきに代えて

1 個

5,060  (税込) (税抜 4,600 )
9784787601063, 創樹社美術出版, 郭南燕:編著

再布教期を彩ったド・ロ神父の木版画。“信徒発見”の奇跡を経て、来日したフランス人神父が遺した宗教画500年のルーツ(ヨーロッパ~中国~日本)をたどり、日本の風俗に即して宣教するための視覚的ツールがもたらした東西の融合を東アジアから読み解く“ビジュアル言語”論集。

第1章 ド・ロ版画の前奏曲―石版印刷から彩色木版画へ
第2章 ド・ロ版画のルーツ―コンスタンツから上海~長崎へ
第3章 ヴァスール原画とド・ロ版画との比較
第4章 ド・ロ版画にみる日本イメージの受容と展開
第5章 ド・ロ版画と関連資料の収蔵状況
第6章 近代日本語文学の先駆者―プティジャン司教とド・ロ神父


2,860  (税込) (税抜 2,600 )
9784832819016, 北海道出版企画センター, 鈴江英一:著

【目次】

はしがき
第一部 各論編
自治体史の中のキリスト教史/戦前、札幌におけるキリスト教会の変遷―その名称と会堂位置について―/「戦時下キリスト教史」の叙述について―『新札幌市史』のためのノート/「戦後キリスト教史」の叙述について―『新札幌市史』のためのノート・続―/近代日本キリスト教史と札幌における時期区分
第二部 特論編
第一 戦争期、キリスト教徒にみる国家体制順応の思想
はじめに-問題の所在-/戦争期とキリスト教/椿牧師におけるキリスト教と日本精神/社会・文明批判の立場/国家体制への順応/まとめ-椿牧師の課題としたものについて
第二 戦時下、札幌における状況への順応
課題の設定/戦時下到来の前のキリスト教/椿真六に見る国家体制への順応/小野村林蔵に見る状況への順応/まとめ-戦時下の言説を歴史の中に置く
おもな参考文献目録・あとがき・人名索引


770  (税込) (税抜 700 )
9784766425994, 慶応義塾大学出版会, アルベルト・ミヤン マルティン:著

明治期、近代的知識の導入にあたり、先進国の教科書が多数翻訳された。その一つ『修身論』は、ウェーランド著『道徳科学要論』を原本とし、道徳や聖書に関する倫理理論と共に、基本的人権・自由主義・平等主義に基づく近代社会制度を論じた。訳者の阿部はこれら近代的倫理観をいかに訳したのか。明治教育史の一端を明らかにする。

 

はじめに

第1章 近世から近代へ――「文明開化」と「学制」の夢
1.国家の近代化:「智識を世界に求める」
2.教育の近代化:「必ず邑に不学の戸なく家に不学の人なし」

第2章 アメリカから日本へ――ウェーランドと福澤諭吉の出会い
1.ウェーランドと『道徳科学要論』:新世紀のための思想
2.福澤諭吉と『道徳科学要論』:原書の影響、訳書の普及

第3章 英語から日本語へ――阿部泰蔵のジレンマ
1.阿部泰蔵と『修身論』:キリスト教の消失
2.阿部泰蔵の訳し方:「読む人にわかるように」

第4章 Godから「天」へ――知らぬ神より馴染みの「天」
1.「天」の同質的要素
2.「天」の異質的要素
3.「天」の限界:排除された要素

第5章 『修身論』の「天」――その意味と機能

おわりに
文献案内


10,450  (税込) (税抜 9,500 )
9784653044130, 臨川書店, 小川仁:著

伊達政宗が送り出した外交使節である慶長遣欧使節(1613~1620年)がマドリッドからローマに至る際、通訳兼折衝役として半年間同行したイタリア人、シピオーネ・アマーティ(Scipione Amati)の日本像について分析。イタリアのコロンナ文書館での新発見史料を精緻に読み解き、日欧交流史におけるあらたな歴史的視点を明らかにする。

<目次>
まえがき
序論
第1章 コロンナ家と天正・慶長遣欧使節
第1節 コロンナ家の日本関連情報収集
第2節 贖宥状と海外布教
第2章 アマーティと慶長遣欧使節
第1節 新出史料に見るアマーティの人物像とその役割
第2節『遣欧使節記』(1615年)の成立史
第3章アマーティ著「日本略記」(手稿)の成立史
第1節「日本略記」の典拠
第2節 ルイス・デ・グスマン著『東方伝道史』(1601年)との関係
第4章アマーティの政治思想と日本情報
第1節「日本略記」に見るバロック期キリスト教政治神学
第2節 アマーティの日本像―ジョヴァンニ・ボテーロとの比較を通して―
結論
主要参考資料
付録 「日本略記」翻刻・翻訳
おわりに


3,960  (税込) (税抜 3,600 )
9784873547008, 関西大学出版部, 陶徳民:著

清の典礼問題から明治末の三教会同までの東西宗教交渉史を、ローマ教皇と康熙帝、S・W・ウィリアムズとW・A・P・マーティン、王韜とJ・レッグ、中村敬宇と井上哲次郎、栗田寛と井上毅、藤澤南岳と西園寺公望、チェンバレンと小泉八雲、内藤湖南とトムソンなど複数の関係人物に対する研究と関連画像146点にて活写。

【目 次】
口絵集
序 言 相生相克の過去と現実を直視し、共感共存の地球村の構築を目指す
第一部 清朝と民国初期における拝礼・国教問題
第一章 「唯我独尊主義」がもたらした東西間の拝礼問題
第二章 晩清時代における儒教とキリスト教の交渉
第三章 辛亥革命の影響および民国の「国教」問題
第二部 明治期におけるキリスト教と「忠君愛国教」の関係
第四章 明治期の「水戸イデオロギー」の特質
第五章 「教育宗教衝突」の背景と本質
第六章 井上・西園寺両文相に働きかけた藤澤南岳の「国教論」
第七章 明治末年に現れた神仏耶三教会同と帰一協会の意義
第三部 東西交渉の中の文明観と政治論の変化
第八章 明治漢学者の多元主義的文明観
第九章 吉野作造の民本主義における儒教的言説
付 録 関連論文と史料
結 論 三つの歴史教訓および近未来への展望
関連論考一覧
あとがき
索 引

 


1,540  (税込) (税抜 1,400 )
9784901734776, 丸善出版/関東学院大学出版会, バプテスト研究プロジェクト:編

ドイツバプテスト・ゲマインデの研究から、17世紀初期英国の女性説教者、当初のバプテスト教会の聖餐論研究、また日本キリスト教団に残留した旧バプテスト派諸教会の歩みなど、バプテスト教会の本質を探る画期的な研究書。

第1章 オンケンによる小さなカテキズム
第2章 「開放的陪餐主義」に関する17世紀パティキュラー・バプテスト派の議論
第3章 初期バプテストの女性説教者の挑戦
第4章 戦後の日本基督教団と新生会の分裂まで

1 個

1,540  (税込) (税抜 1,400 )
9784901734738, 丸善出版/関東学院大学出版会, バプテスト研究プロジェクト:編

ドイツ・バプテスト教会史の研究、また英国初期女性説教者の研究、日本のバプテスト教会が見落としていた「献児式」の研究、日本の過去のバプテスト史研究には欠かせない教団成立時の他教派教会の動向を探る研究など、興味深い研究成果の発信である。

    第1章 ユリウス・ケブナーとその「マニフェスト」(1848年)
    第2章 初期バプテストの女性説教者の挑戦
    第3章 日本基督教団の成立とバプテスト教会
    第4章 バプテストの献児式

 


3,520  (税込) (税抜 3,200 )
9784799108048, すばる舎, リチャード・ホロウェイ:著 上杉隼人/片桐恵里:訳

ヒンドゥー教、仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム教―。世界の名だたる宗教が、どのように生まれ、広がってきたのかには、政治、人の移動、階級や奴隷制度など、歴史的事情との深い関わりがある。5大宗教の紆余曲折をはじめ、古代の宗教、ジャイナ教やゾロアスター教、中国の儒教や道教、日本の神道、そして現代の新しい宗教などについても論理的に解説する本書は、世界を理解するための礎となる。

誰かいるのか?(宗教とは何か)
それぞれのドア(啓示)
輪廻(ヒンドゥー教の教義)
唯一から多数へ(ヒンドゥー教の神々)
王子から仏陀へ(仏教)
不殺生(ジャイナ教)
放浪者(ユダヤ教・キリスト教―アブラハム)
パピルスの籠のなか(ユダヤ教・キリスト教―モーセ)
十戒(ユダヤ教・キリスト教―モーセ、ダビデ)
預言者(ユダヤ教・キリスト教―ナタン、エゼキエル)〔ほか〕


3,740  (税込) (税抜 3,400 )
9784130104128, 東京大学出版会, 堀江宗正:編

世俗化と宗教復興,この相反する動きは,実は同時進行していた! 本書は戦後日本の宗教と社会の関係を,このパラドクシカルな動きから理解する.政教分離の建前のもと,国家と宗教はどう関係してきたか,教団はそれにどう適応してきたか.見逃されてきた課題は何なのか.日本社会の転機を根本から問う.

【主要目次】
はじめに(堀江宗正)

序章 戦後七〇年の宗教をめぐる動き――いくつかの転機を経て(堀江宗正)
1 いくつかの転機
2 社会構造の変化から見た戦後宗教史
3 終戦か敗戦か
4 逆コースの戦後政治
5 国家神道の象徴的復興
6 靖国問題と国家神道の中心の転換
7 反共と宗教
8 戦後の平和主義と宗教
9 一神教批判の台頭
10 三・一一後の左傾化?
11 オウム真理教事件と公明党の位置づけの変化

I部 理論編――戦後宗教史を読むための視座

1章 近代の規範性と複合性――「世俗化」概念の再検討と丸山眞男の近代化論(上村岳生)
1 はじめに
2 近代的宗教のモデル――「市民宗教」と「公共宗教」
3 丸山眞男における近代化と宗教
4 複合的近代のなかの宗教

2章 政権与党と宗教団体――自民党と保守合同運動,公明党と創価学会の関係を通して(伊達聖伸)
1 はじめに
2 戦後日本における「宗教」の位置
3 宗教団体と政治の関係――構造と類型
4 神道政治連盟と保守合同運動――国家神道の復活か,脱宗教的な国民運動か
5 創価学会と公明党の軌跡――「政教一致」から自民党との連立政権成立まで
6 右傾化のなかの自公連立と宗教的なものの行方
7 おわりに

3章 戦後宗教史と平和主義の変遷(中野 毅)
1 忘れられた戦後宗教史――国家と宗教とのはざまで
2 日本国憲法に表現された平和主義
3 宗教的平和主義の諸類型
4 戦後日本における平和主義の変遷
5 おわりに

II部 歴史編――国家と宗教の関係性

4章 国家神道復興運動の担い手――日本会議と神道政治連盟(島薗 進)
1 はじめに
2 「天皇中心の国家」復興運動・日本会議・神社本庁
3 神社本庁と神道政治連盟
4 神政連と神宮の真姿顕現
5 式年遷宮への首相参列
6 おわりに

5章 靖国神社についての語り――明治維新百五十年で変わりうるか(小島 毅)
1 はじめに
2 靖国問題は文化の相違によるものか
3 靖国神社の起源
4 靖国神社の英霊たち
5 怨親平等から怨親差別へ
6 朱子学の歴史認識と靖国神社へ
7 おわりに――靖国史観解消への一里塚

6章 忠魂碑の戦後――宗教学者の違憲訴訟への関与から考える(西村 明)
1 はじめに
2 箕面忠魂碑違憲訴訟とは
3 柳川啓一の忠魂碑理解――東京地裁における証人調書から
4 柳川説と忠魂碑訴訟のコンテクスト
5 むすびにかえて――忠魂碑の現在

III部 教団編――諸宗教の内と外

7章 キリスト教と日本社会の間の葛藤と共鳴――宗教的マイノリティが担う平和主義(小原克博)
1 はじめに――戦後を振り返るための基本的背景
2 戦前における国家と社会
3 戦後社会とキリスト教
4 日本における一神教批判
5 犠牲をめぐるキリスト教と国家の論理
6 おわりに

8章 戦後の仏教をめぐる言説と政治――近代性,ナルシシズム,コミュニケーション(川村覚文)
1 はじめに
2 近代と仏教
3 「戦後」をめぐる「捩れ」と仏教
4 「戦後」社会における「仏教」をめぐるポリティクス
5 おわりに

9章 新興宗教から近代新宗教へ――新宗教イメージ形成の社会的背景と研究視点の変化(井上順孝)
1 はじめに
2 戦後七〇年の変化の波
3 研究視点の変容
4 新宗教研究から何が見いだされたのか
5 宗教研究のフロンティアとしての新宗教研究
6 二一世紀の新宗教研究の課題

終章 宗教と社会の「戦後」の宿題――やり残してきたこととその未来(黒住 真・島薗 進・堀江宗正)
からみあう世俗化と宗教復興
権威主義による社会的組織の解体
ゲノッセンシャフトとしての教団
国家からの超越性と責任
「国家神道」と対峙するもの――地域・いのち・スピリチュアリティ
「新しい社会運動」としての公共宗教
農業・産業・宗教
受苦のスピリチュアリティ
自己無化・自己犠牲と他者への強制
批判と反省
儒教と神道の結合
明治一五〇年をどうとらえるか――富国強兵と環境破壊
アジアとの関係,移民受入,排外主義
国家共同体を超える公共性のスピリチュアリティ

年表・宗教と社会の戦後史


2,640  (税込) (税抜 2,400 )
9784766425604, 慶応義塾大学出版会, 松田隆美

「英詩の父」チョーサーの代表作『カンタベリー物語』。カンタベリー大聖堂への巡礼の途上、職業も身分も異なる巡礼たちが語る多種多様な物語は、キリスト教を支柱とする一枚岩的な世界とは異なる、豊饒な世界を描き出し、物語文学のジャンルを拡張した。神が細部に宿る物語世界のダイナミズムを丁寧に描く。

序 『カンタベリー物語』の中世的な面白さ
1 『カンタベリー物語』の誕生(チョーサーの生涯と文学観;『カンタベリー物語』の写本と構造;巡礼という枠組と「総序の詩」)
2 話の饗宴―『カンタベリー物語』のダイナミズム(ヨーロッパ中世と古代;ファブリオ的な笑いの変容;賢妻と女性の声;うっとうしい教会関係者と誤読;奇蹟、驚異、魔術とオリエント;不条理な死と勝利;ジャンルの解体とメタナラティブ)
3 物語の終焉―『カンタベリー物語』のその後(『カンタベリー物語』の終わりの感覚;『カンタベリー物語』のその後と現代)


1,430  (税込) (税抜 1,300 )
9784264040361, いのちのことば社, 守部喜雅

幕末・維新に活躍したサムライ出身の人物たちの多くが、西洋の知識を求め宣教師たちに接触していた。歴史の表舞台では多く触れられてこなかったもうひとつの幕末維新史を「聖書」をテーマに紐解く。累計2万部を超えるロングセラーが増補改訂となって登場。

《主な改訂箇所》

・本文随所に細かな修正や、新たな事柄を追加。

・巻末付録にフルベッキ宣教師が日本が近代国家となるためにすべきプランをまとめて明治政府に提案した「ブリーフ・スケッチ」(抜粋)を追加。


4,950  (税込) (税抜 4,500 )
9784805111444, 千倉書房, 松本佐保

日本の国際政治研究からほぼ捨象されてきたキリスト教という要素を、バチカンと国際規範や国際機構との関わりという観点から見直し、そのダイナミックな国際社会へのインパクトを俯瞰する。

 

【目次】
序章 バチカンと国際政治
第1章 第一次世界大戦前夜から戦間期まで――国際的中立宣言と大戦への関与
第2章 戦間期から国連設立まで――バチカンの主権回復と国際関係
第3章 バチカンと国際労働機関
第4章 バチカンと世界プロテスタント教会協議会
第5章 バチカンのリアリズム外交――欧州安全保障政策との関係
第6章 冷戦終結――ヨハネ・パウロ二世と欧州の安全保障協力
第7章 教皇フランシスコの闘い
終章 バチカンと国際機関・組織――宗教と国際政治研究の意義


3,300  (税込) (税抜 3,000 )
9784768458587, 現代書館, 河崎靖 著

西ゲルマン語(英独語)の文献を軸とした比較神話解説。古代ローマ時代から現代まで続くキリスト教は人類にどのような思想的課題と可能性をもたらしたのか? キリスト教文献や神学者たちの言葉を原文から詳解し、古代からナチス時代にわたる宗教の役割と課題を明らかにする。


9,680  (税込) (税抜 8,800 )
9784130261623, 東京大学出版会, 小檜山ルイ

禁酒法擁護の先頭に立ち,アジアに7つのキリスト教女子大学を設立する運動を支え,しかしその後急速に忘れられた女性の生涯から,20世紀アメリカニズムの世界への影響の現場と,その背後の宗教性のありようを活写する.現代アメリカの一原像を描く女性史研究の精華.

序論
第1章 中流の輪郭
第2章 植民地経験
第3章 姉妹の絆のなかで
第4章 祝祭
第5章 東洋の七校の女子大学
第6章 リベラリズムとファンダメンタリズム
第7章 「信仰の冒険」へ
第8章 女の政治
エピローグ


3,300  (税込) (税抜 3,000 )
9784784215614, 思文閣出版, 小枝弘和:著

"Boys, Be ambitious!"で知られる、ウィリアム・スミス・クラーク(1826-86)の教育思想の全体像を明らかにする。アメリカに存在するクラーク関連資料や、手紙や草稿類などの活字化されていない資料をも十分に活用し、幼少期にさかのぼって彼が過ごしてきた環境をできるだけ明らかにすることで、その教育思想や実践の特質の主要因を究明する。

序章 本研究のテーマと基本的立場
第1章 幼少期、青年期における思想形成
第2章 アマースト・カレッジの教育的感化
第3章 高等教育観の形成―ドイツの専門教育の影響
第4章 アマースト・カレッジ教授としての躍進
第5章 マサチューセッツ農科大学学長としての実践と苦悩
第6章 札幌農学校教頭としての教育実践とその影響
終章 札幌農学校の教育思想史的意義


7,700  (税込) (税抜 7,000 )
9784784216185, 思文閣出版, 田中智子:著

医学、洋学一般を教育する場がいかに設置・運営されてきたか。主に1870年代初頭から1890年代初頭までを対象とし、各地域の高等教育体制の展開過程を、府県という地域行政主体、文部省という国の行政主体、伝道を志すキリスト教界、という三勢力の交錯のうちに描く。高等教育史を府県・国・民間勢力の相互関係史として再構成する一書。


4,070  (税込) (税抜 3,700 )
9784784218608, 思文閣出版, カール・スコウゴー・ピーターセン:著 長島要一:訳・編注

一九一一年に来日したデンマーク人牧師、カール・スコウゴー=ピーターセンは、寺社を見て歩き、日本人の宗教観を探り、指導者たちに話を聞いてまわった。無名の一「西洋人」によるインタビューからは、明治末期の指導的立場にあった人々が感じていた日本の問題点やキリスト教との関わりが、時には美化され、時には赤裸々に伝わってくる。帰国後デンマークにて刊行された印象記『現代の日本から』を本邦初公刊。スコウゴー=ピーターセンによって「誤訳」された「日本」を知ることで、「異文化理解」への再考をせまる。

解題(『現代の日本から』成立の背景と本書の着眼点;デンマークにおける日露戦争後の日本観―武士道とキリスト教;カール・スコウゴー=ピーターセンと日本への視察旅行)
カール・スコウゴー=ピーターセン『現代の日本から―個人的な印象』(山並みを越えて;寺社と祭り;指導者たちとその性格;訪問の成果―三つの共通点;日本人の特徴)
付録(宣教師イェンス・ウィンテルの観察;内村鑑三『デンマルク国の話』)


4,620  (税込) (税抜 4,200 )
9784908891052, 図書印刷同朋舎, 本井康博

神戸バンド
熊本バンド(バイブル・クラス;同心交社)
邦語神学科(別科神学)
早稲田大学
東華学校
日本女子大学
同志社派
北海道バンド
クリスマス・ツリー


5,500  (税込) (税抜 5,000 )
9784784218677, 思文閣出版, 本井康博

第1部 日本ミッション(京都ステーション;宣教師たち;ミッションの伝道方針;神学館;体育;長老派による京都伝道の開始)
第2部 北日本ミッション(越後における活動;宣教師たち)
第3部 資料紹介(ミッション年次報告)(京都ステーション年次報告(一八七六年~一八九一年);北日本ミッション年次報告(一八八三年~一八九三年))
第4部 その他(書評と文献紹介;講演;文献リスト)

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