商品詳細
タグ
説明
中間時における真理の多形性をとく「真理の愛好者」レッシング、「徹底的歴史性」の立場でキリスト教的真理の普遍妥当性と格闘したトレルチ、歴史の有意味性を弁証しつづけたニーバーのそれぞれの思想的連関を考察し、著者の神学的・宗教哲学的立場から偶然的な歴史的真理と必然的な規範的真理の関係性を明らかにする。
第一章 レッシングにおける真理探究の問題
第二章 トレルチの「わたしのテーゼ」―セバスティアン・フランクの思想史的境位に関して
第三章 トレルチの「信仰論」―徹底的歴史性の神学の試み
第四章 「ドイツ的自由」の理念の問題性―トレルチ、マイネッケ、トーマス・マン
第五章 ラインホールド・ニーバーの歴史理解―フクヤマならびにレーヴィットの歴史理解との比較対照において