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神の啓示を客観的な歴史的事実の中に見ようとする「歴史の神学」の立場を明確にした論争の書。
啓示を超歴史的なものと理解する立場(バルトを含む)と実存論的にとらえる立場(ブルトマン)に対して、創造から終末にいたるまでの普遍的な歴史過程全体が啓示の場所であるとし、啓示は神が「直接的に自己を顕示する」ものではなく、歴史過程において「間接的に自己を啓示する」と主張する。
[目次]
1 諸論 ヴォルフハルト・パネンベルク
2 古代イスラエルにおける啓示の概念 ロルフ・レントルフ
3 原始キリスト教史における啓示理解 ウルリッヒ・ヴィルケンス
4 啓示に関する教説についての教義学的諸命題 ヴォルフハルト・パネンベルク
5 教会概念における啓示の問題 トゥルッツ・レントルフ
第二版のためのあとがき ヴォルフハルト・パネンベルク