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『キリスト教思想史の諸時代』の続編、第2弾!
命題集とは思想家の中心思想を短い言葉で証言したものである。
神学的な命題集はペトルス・ロンバルドゥスの大冊が有名である。中世と宗教改革の時代までその命題集が神学の重要な仕事として行われてきました。近代以後はその伝統は継続されませんでした。ですから古代から宗教改革までは自己の思想を命題として表明することが行われていたと言えましょう。そこでわたしたちはこのようなキリスト教思想史の特徴を命題集の形で蒐集することで、学ぶことができる。(本書より)
【主な目次】
序論
第一部 人間学的命題集
Ⅰ 人間とは何か――人間の定義をめぐって
Ⅱ 自己認識と神の認識
Ⅲ 人間学の三分法――霊性・理性・感性
Ⅳ 「神の像」と「人間の尊厳」
Ⅴ 良心概念
Ⅵ 人間と人格の区別
Ⅶ 自由と自由意志
Ⅷ 人格共同体
第二部 神学的命題集
Ⅰ 創造思想
Ⅱ 契約思想
Ⅲ 罪とその救い
Ⅳ 信仰と認識
Ⅴ 義認論――宣義と威義
Ⅵ 義認と聖化
Ⅶ 予定説
Ⅷ 愛の類型
Ⅸ 生と死――キリスト教的死生観
あとがき