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著者の抱樸理事長・奥田知志氏は困窮者支援に携わって32年、共に人として出会う伴走型支援を実践してきた。コロナ禍のさなか、失業と同時に住居を失う非正規雇用者の居住支援のために、クラウドファンディングで1万人以上から1億1千万円超を集め話題になった。彼は問う。相模原事件、台風19号下のホームレス排除事件は特異な出来事か? 子どもが自死を選ぶ社会はまともか? 今こそ「自己責任」を言い訳に人を助けない社会から、安心して出会いつながる社会へ。コロナで気づいた普遍的価値「いのち」を守るために!
◆もくじ◆
はじめに――逃げおくれの独り言
第1章 いのちの格差
ラジオ番組より/今、人間として
第2章 罪ある人間
オンライン対談より/文化人類学者が見るポストコロナ社会(対談の相手:上田紀行さん)
第3章 他者と出会う
オンライン対談より/コロナ禍を生きる①(対談の相手:若松英輔さん)
第4章 生きる意志
オンライン対談より/生きる意味を問うということ(対談の相手:玉木幸則さん)
第5章 希望のまち
オンライン対談より/コロナ禍を生きる②(対談の相手:茂木健一郎さん)
おわりに――闇の中に光を見る