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書名からすると、古谷さんはキリスト教界の要職についている方と思われるかもしれないが、あくまで一人の信徒にすぎない。本職は科学者で、東京理科大学、恵泉女学園大学で科学を教えてきた。今は両大学の名誉教授である。
古谷さんは学生時代に四谷教会へ求道者として通い、信徒となった。ちょうど戦後の混乱期で、その後に四谷教会は解散するのだが、ここまで至るには昭和初期の次第に強まる宗教法による国家統制があった。
本 書は四谷教会史というより、科学者の目で見た明治以降のキリスト教界を背景にした戦争と宗教の日本史である。昨年の3月から1年半かけて原稿修正を繰り返 し、ようやく刊行にこぎつけた。キリスト教関係者でなくても、きっと興味を持って読んでいただけると思う。(さんこう社HPより)
【目次】
教会の設立まで
さすらいの時代
新しい手がかり
ふたたび無牧に
常任牧師を得る
東京中央会堂設立と渡部牧師
青柳茂牧師を迎えて
青柳牧師の辞任
新しい出発
『地の果まで』〔ほか〕