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説明
「百聞は一見にしかず」ということわざがある。
『目で見る聖書入門』は、このことわざの妥当性を強く感じさせるものである。
ことばが氾濫していると言われている時代、また日本でマンガが人気絶頂の今、聖書入門をマンガ風に書いて見るというアイデアは、真をうがったものであると思う。
もちろん聖書についてマンガを書くということは、決して容易なことではない。
米国などで出版されたものにそのような書物が多い。
しかし本書は、それらとはまったく異質なものである。
それぞれ特種な才能を持っている著者が示唆に富む書物を作りあげたのである。
本書からうかがえることは、一つ一つのマンガが、やさしいユーモアに富んでいると同時に、神を真剣に求めている信仰心を表しているということである。
~(中略)~
聖なるものをユーモラスに書くことに抵抗を感じる人もいるかもしれないが、やさしいユーモアというものは、人間の愚かさなどによって常に乱されているこの欠陥だらけの世をも、愛情深く眺めている神のほほえみに預かるものではないかと私は思う。
(本書「まえがき」より)