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キリスト教が根づいた五島列島、天草、奄美大島、 和歌山、龍神村をめぐる修道女の巡礼記。
キリシタン時代に興味を持ったのは、かなり前であった。
具体的に、特に名もないキリシタン殉教者に深く心打たれたのは、 1988年の長崎県・五島への巡礼旅行からである。
久賀島の牢屋の窄(さこ)のキリシタン迫害の跡に立った印象は強烈であった。
この巡礼旅行の案内者が「聖母の騎士」編集者長であったのがご縁で、 五島巡礼記を書くことになった。
その後も奄美大島など数編の紀行文、 最後に「天草キリシタンの跡を訪ねて」の拙稿を同志に連載していただいた。
天草のキリシタン史は、短い栄光の時期と禁教、潜伏の長い悲劇の部分からなる。
私はその両時代に引き付けられた