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第一、第二バチカン公会議を軸に、幕末・明治の再宣教に始まる近現代日本のカトリック教会の歩みをたどる。現在表面化している諸問題の背景となった出来事や経緯をふまえ、司祭、修道者、信徒が協力し合う、開かれた教会のあり方を考える。
【目次】
1 日本のカトリック教会と第二バチカン公会議
2 「ミカド」とキリスト教
3 パリ外国宣教会の宣教活動(一)――邦人司祭養成
4 パリ外国宣教会の宣教活動(二)――巡回宣教師の活躍
5 日本人男性信徒の活躍
6 女性信徒たち
7 分水嶺としての一八九〇年(一)――欧化主義の影響
8 分水嶺としての一八九〇年(二)――「宗教」・天皇・帝国憲法
9 分水嶺としての一八九〇年(三)――「教育勅語」とキリスト教
10 分水嶺としての一八九〇年(四)――長崎教会会議
11 日清・日露戦争と日本カトリック教会
12 二〇世紀初頭の宣教不振打開策――日本人司祭・信徒を中心に
13 「第四階級」からの脱却を目指して
14 神社参拝問題
15 カトリック教会と「忠君愛国」
16 日中戦争と日本カトリック教会
17 日本天主公教教団
18 日本占領期のカトリック教会
19 第二バチカン公会議前夜の教会
20 第二バチカン公会議と日本カトリック教会(一)
21 第二バチカン公会議と日本カトリック教会(二)
22 第二バチカン公会議と日本カトリック教会(三)
23 一九九〇年代以後――開かれた教会に向かって
参考文献
あとがき
付録
年表
日本教区の変遷地図