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キルケゴールはいかに読まれてきたのか。レヴィナス、デリダ、ウィトゲンシュタイン、田辺元らによる受容と解釈の歴史をたどり、その思想史的意義を明らかにする。
序に代えて われわれはキルケゴールから何を学ぶか
第1部 主体と他者(自己と他者―実存の思想から他者の思想へ;実存から他者へ―レヴィナス、デリダの読解;実存論的主体の他者論的転回―K.レーヴィット;非同一の主体性)
第2部 受容と解釈(ウィトゲンシュタインのまなざし;解釈と生―田辺元の「実存」受容の一断面;実存と倫理;『現代の批判』とわれわれの「現代」)
補遺(沈黙と言語;仮名と著作―沈黙の語り出すもの)