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ヒンドゥー教やイスラム教などの世界の伝統的宗教との出会い、インドや韓国で霊的生活を営む人々との交わりを描く。世界の宗教者が、信州・高森草庵に集って開かれた「世界会議」(1981年)における対話や、現代文明や技術主義に対する厳しい言葉を収める。
【目次】
刊行によせて(宮本久雄、石井智恵美)
四 神秘的地下流とのめぐりあい
南方より微風ありき
パゴダの陽光
イエルザレム
ガンジスの月
いくつかのめぐりあい
スールー島の回教徒たち
キム・ジ・ハと池司教
潮騒のまにまに
五 九月会議
招き
参加者
ガンジーなきあと(ナラヤン・デサイ)
人間性の根の養い(ヴィシュダナンダ・マハテロ)
歴史の意味(咸錫憲)
犠牲のうちに会議を支えている人々
地下水を求めて
会議の終わりに
あほう!(マレー・ロジャース)
あとがきにかえて
「ただ深みに向けて漕ぎゆく」
《エッセイ》 ウォレス・ブラックエルクさんが伝えようとしたこと(河本和朗)
六 現代文明と受難
霊的なもの、かけがえのないもの
祈りの姿に無の風が吹く
現代の受難
日本人への直訴
パパラギ暴力(―中近東での翻訳を禁ず―)
原発事故の背景
なみだの海に消えず立たなむ
「慰霊林の由来―動機と社会的構造」
《コラム》 高森の慰霊林(宮本久雄)
《寄稿エッセイ》 九月会議の息吹き(葛西實)
《寄稿エッセイ》 押田成人神父との出会い(細川俊夫)
解説 「九月会議」の霊機(宮本久雄)