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読売新聞の「読売女性ヒューマン・ドキュメンタリー大賞」を受賞した経歴をもつ著者は、中央アフリカ共和国で長年にわたり、HIV感染者やエイズ患者の治療と生活支援に献身したきた看護師・助産師である。本書は、第一線を退いた著者が現地で出会った忘れ得ぬ人びととのなつかしい日々の思い出を綴ったエッセイである。アフリカの大自然に生きる人びとは、自然災害や内戦、貧困に苦しみながらも、生きることに対する力強いエネルギーに満ちあふれている。そんな人びととの出会いを通して著者は思う。「これからはアフリカの時代がやってくる」と。