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説明
本書ではローマに建つヴィッラ・マダマ内「庭園のロッジャ」のヴォールト及び壁面装飾を主要な考察対象とし、各図像の詳細な検討を行う。
それにより、メディチ家の二人の君主を称揚する図像について指摘し、新たななヴィッラのロッジャ内部における装飾プログラムの存在を明らかにする。
第1章 総論(教皇レオ十世と枢機卿ジュリオ・デ・メディチ/ヴィッラ・マダマの建設と装飾 ほか)
第2章 中央径間(装飾システム/宇宙的秩序の表象とメディチ家称揚の図像 ほか)
第3章 左廊(左廊の構造と装飾/ヴォールト装飾における教皇レオ十世称揚の図像 ほか)
第4章 右廊(右廊の構造と装飾/ヴォールトの楕円形物語場面 ほか)
第5章 庭園の“象の泉”(“象の泉”装飾の再構成/『ポリフィロの夢』との関連性 ほか)