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説明
70年近く続いた社会主義体制が崩壊し、急激な変化に晒されたモンゴル国で、教線を急拡大していった福音派キリスト教。
複雑な要因が絡み合うなかで起こった「宗教の越境」という現象を丁寧に解きほぐし、流動化が増す現代社会において宗教を捉える新たな視座を提供する。
第1章 福音派の越境をどう捉えるか(モンゴルの民主化とキリスト教/ポスト社会主義をどう定位するか ほか)
第2章 「民族」をどう越えるか(ポスト社会主義モンゴルにおける「民族」と「宗教」/宗教言説と福音派の位相 ほか)
第3章 「宗教」をどう越えるか(家庭内祭祀の持続と変容/福音派への改宗と家庭内祭祀)
第4章 越えて結ばれるもの(福音派教会における援助と信仰/祈りの共有と「救い」の共同性 ほか)
福音派の越境が意味するもの