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日本プロテスタント最初期の「日本基督公会」運動とは何であったのか?
なぜ挫折したのか?
「公会主義」と「教派主義」の対立には、どのような神学的背景があったのか?
「公会」運動の成立と中断、そして諸教派教会形成へ至る淵源を、「福音同盟会」の第一次・第二次資料や、公会運動に携わった宣教師たちが影響を受けた、19世紀の英米教会の神学的潮流にまで遡って研究した、斬新な試み。
これまでの「公会」研究を乗り越える画期的業績。
[目次]
第一部 「日本基督公会」運動およびそれに対する対抗運動の研究史をめぐって
第二部 十九世紀英米プロテスタント世界と日本
序論 文明の中の宗教生活と「近代性」によるその変容
第一章 近代世界におけるアルミニウス主義神学の系譜
第二章 「近代性」と信仰復興運動を擁護して
第三章 「近代性」と信仰復興運動に対抗して
第四章 「福音同盟会」の文明世界史的-教会史的背景とその性格
第五章 ロンドンから横浜へ
第三部 初めに二つの福音と路線があった
第六章 初めに二つの福音と路線があった
第七章 横浜公会設立期の二規則をめぐる諸問題
第八章 公会運動の看過された神学論争への次元
第九章 横浜から神戸へ
第十章 結論