商品詳細
タグ
説明
イスラエルにおける預言という現象の歴史を、旧約聖書の全時代にわたって通観する。
哲学的・神学的仮説を極力排し、政治的・文化的背景や、預言者の伝承との関わりから、預言の歴史的発展をたどる。
詳細文献付。
[目次]
序論
一 序説──研究の対象の限定(正典における預言者/預言についての現代の批評的研究/預言者の社会的位置 ほか)
二 始まりからアモスまで(近東の預言と起源の問題/戦争預言と王国への推移/北王国における預言──エリヤとエリシャ)
三 アッシリアの進展の時代(国際的な状況/アモス/ホセア/エルサレムのイザヤ/ミカ)
四 国家独立の終焉(解放と改革の最後の試み/国際的な問題についての祭儀預言の展望──ナホムとハバクク/エレミヤ)
五 古い秩序と新しい秩序の中間時代(危機における預言/捕囚期の申命記の反応/エゼキエル/第二イザヤと預言の復興)
六 捕囚後の共同体における預言者と預言(ペルシア時代におけるパレスチナのユダヤ教/ペルシア時代初期におけるメシア運動──第三イザヤ ほか)