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説明
果たして彼の仕事は歴史に一駒を刻んだだけのものだったか。
その西欧との出会い、葛藤は時代のもたらした躓きに過ぎなかったか。
森有正がこの世的地位を棒に振ってでも続けようとした実験は何だったのか。
私たちは彼の投げかけた問いを問い続けなくてよいのか。
幼い頃から森と身近に接してきた著者による渾身の森有正論。
[目次]
序章
第一章 ことば──表現体としての
第二章 旅
第三章 自己
第四章 書くこと
第五章 フランス語学習の問題
第六章 ノートル・ダム
第七章 ミノトール(または 愛について)
第八章 音楽
第九章 アブラハム
第十章 カルヴァン
終章
付録 翻訳の問題