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マルティン・ルターは、教会史上最も大きな影響を及ぼした「異端」であった。
説教者、教授、あるいは著作家として彼は大いに語り、書き、その声は同時代の誰よりも多くの人に届けられた。
時代状況と最新の研究成果を踏まえたコンパクトなルター入門書。
[目次]
序 「二つの性質をもった」ひとりの人物
第1章 ルターを探し求めて
第2章 神の宗教改革という地平に生きて(神の宗教改革/幼年時代と青春/学生として/修道生活に至るルターの回心/修道士と教授として/神の義の聖書解釈者 ほか)
第3章 神学的存在として(「神の言葉とルターの教え」/ルターの聖書/大学の講壇と説教壇/神の創造とこの世の政治的・市民的秩序/この世におけるキリスト教的共同体 ほか)
エピローグ ルターとキリスト教