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あの十字架前夜に捧げられたイエスの「ゲッセマネの祈り」について、『パンセ』の作者パスカルは、「イエスのミステール(奥義)」という美しい小文をとどめた。
「あらゆる注解を絶する」(ブランシュヴィク)と言われるこの小文を、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの描く「夜」をはじめ戦争、革命、虐殺、病、死など、人の世の様々な「夜」を見つめながら、パスカル研究の第一人者とともに心を込めて「読む」。
ラ・トゥールの絵画など、カラー図版も多数収録。
[目次]
第一章 ゲッセマネの祈りと「イエスのミステール」
第二章 ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの「闇」
第三章 コンシェルジュリーでの前夜──「恐怖政治」下の悲惨
第四章 サン=バルテルミー──血の祝祭
第五章 夜の深まりの中で・・・──パスカルにおける死と生、そして「闇」の中で光を仰ぐまことの「信」について