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今日、果たして聖書は生ける神の言葉として読まれているのだろうか。
聖書が単なる歴史文献のひとつになり下がってはいないか?
危機感を共有した第一線の神学者たちによるエキュメニカルな神学会議で発表された講演8本を収めた問題提起の書。
歴史的・批評的方法と、教会的・教義学的解釈とのギャップを埋め、聖書を教会において「正典」として読む解釈学の道を模索する。
[目次]
序 福音、教会、そして聖書(C・E・ブラーテン/R・W・ジェンソン)
第一章 キリスト教神学に聖書を取り戻す(B・S・チャイルズ)
第二章 由来の異なる解釈学と聖書の横領(K・P・ドンフリード)
第三章 聖書的権威の喪失とその復権(R・A・ハルスヴィル)
第四章 私たちのルーツとヴィジョンを取り戻す(A・E・マクグラース)
第五章 解釈学と教会の生(R・W・ジェンソン)
第六章 教会、聖書、そして教義学(T・ホプコー)
第七章 生ける神の声としての正典(E・アクティーマイヤー)
第八章 聖書の言葉と礼拝(A・カヴァナフ)