商品詳細
タグ
説明
1622年:キリシタン史の転換点
元和大殉教、イグナチオ・デ・ロヨラとフランシスコ・ザビエル列聖、教皇庁布教聖省の創立から400年を記念して編まれた論集。禁教の要因、世界的な宣教動向、民衆の信仰生活、為政者の自己神格化などの問題を掘り下げ、当時のキリスト教の実相に多方向から焦点を当てる。
【目次】
序章(川村信三)
第一部 元和大殉教とキリシタン
まえがき(浅見雅一)
第一章 「元和大殉教図」についての新情報(デ・ルカ・レンゾ)
第二章 慶長・元和期の禁教・殉教と托鉢修道会(清水有子)
第三章 禁教期日本人司祭とキリシタン信徒たち(竹山瞬太)
第二部 元和期の宣教活動――新たな時代の幕開け
まえがき(東馬場郁生)
第一章 アントニオ・フランシスコ・カルディンの弘報運動をめぐる文脈(阿久根晋)
第二章 布教聖省設立と日本(木﨑孝嘉)
第三章 ロヨラ・ザビエル・殉教者(小俣ラポー日登美)
第三部 潜伏キリシタンの信仰
まえがき(川村信三)
第一章 民衆キリシタンはキリシタンをいかに受容し伝承してきたのか(宮崎賢太郎)
第二章 ムラ・イエのキリシタン信仰(中園成生)
第三章 潜伏きりしたんの「信仰」の語り方(東馬場郁生)
第四部 天下人の自己神格化とキリスト教
まえがき(清水有子)
第一章 信長「自己神格化」問題の再考(川村信三)
第二章 フランシスコ・ザビエルの列聖と豊臣秀吉の神格化(タイモン・スクリーチ)
第三章 徳川家康の神格化の歴史的前提(野村玄)
終章(清水有子)