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説明
新約聖書成立の背景や初期キリスト教会の歴史を知るのに重要・不可欠な資料、歴史研究の資料。
「本企画の刊行の意義であるが、今日のプロテスタント教会が正典としている「聖書」以外に、これだけ多くの文書がユダヤ教・キリスト教教団の中で成立し、伝えられていることは、「正典」という概念をただ形式的にとり、これをドグマ的に固執することで問題は片づかないことをわれわれに教えるであろう。もちろんわれわれは教会が長い歴史の経過の中でその「正典」を結集したことの神学的意義を正当に認識するものである。(略)しかし聖書は聖典なるがゆえに信仰の規準なのではなく、その内容のゆえに聖書となるのである。ことに学問的に聖書を学ぼうとする者は「諸外典」をよく知らなければならない。」(「序」より)
[収録内容]
第1エズラ書(村岡祟光訳)
第1マカベア書、第2マカベア書、トビト書、ユディト書(以上土岐健治訳)