商品詳細
タグ
説明
苦難の中で神と関わり続けたヨブと、教義によりヨブを裁いた友人たちのと対話から「信仰」のあり方を問い直す渾身のヨブ記全講解。
「本書は、日本キリスト教団砧教会に赴任された最初の年から一年数か月に亘ってなされた、聖日礼拝ごとの説教である。いわゆる講解説教で、毎回ほぼ一時間、それ以上を越える日もあった。そして多くの感銘を与えた。同時にそれは聞くものにそれにふさわしい覚悟と忍耐を与えたはずである。そしてこのことは益となった。聞くものが聖書を読むことを学び、各自の信仰がそこで問直されたからである。──本書の特徴は、一字一句丁寧に読むことを通して明らかにされる神中心の信仰にある。それゆえ人は、聖書を初めて読んだという印象を持つであろう。元来は、講解説教であるから、耳から聞くのが一番相応しい。しかし、通読すれば、また違った印象を受けるかもしれない。」(「まえがき」より)