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神の言葉は、どのような意味で語られているのか?イエス・キリストによって受肉され語りつがれてきた「逆説」を、フランスの現象学者が読み解いてゆく。これぞアンリ哲学の到達点というべき、福音書解釈の決定版。
【目次】
第1章 ひとりの人間としてのキリストの言葉-人々に人間的言語で語りかけ、彼らについて語っている言葉
第2章 キリストの言葉によって人間的世界が解体してゆくこと
第3章 キリストの言葉による人間の条件の転倒
第4章 人間的言語を用いて人々に語りかけるが、彼らについてではなく、自分自身について語っているキリストの言葉。これらの言葉の中で、キリストは神であることをみずから明かしている
第5章 自分自身について語るキリストの言葉-自分が神であることを改めて認める
第6章 キリストが自分自身について語っている言葉の正当化の問題
第7章 世界の言葉、いのちの言葉
第8章 神の言葉-キリストが自分自身について語った言葉の自己正当化
第9章 キリストの言葉-人間がキリストの言葉を理解することのむずかしさについて
第10章 キリストの言葉-人間はキリストの言葉を聞き取ることができるか
結論 神の言葉を聞き取ること-カファルナウムの会堂でキリストが語ったこと