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説明
近代日本を代表するキリスト者・内村鑑三。
一見孤高の思想かに見えながら、実は内村は、日本人のなかでは類例がないほどの文化的「山脈」を形成していた。
宗教界から、教育界、文学界、社会事業界に至るまで、多くの分野に及ぶ交流のさまを追うことによって、
一個の精神と時代の姿が浮かび上がってくる。
本書は、序章で質的漸進を遂げていった内村の生涯を記した後、
生前に関係した人物二百数十名を対象に、両者の交流を事典形式で紹介。
巻末には詳細な内村の年譜も収録する。
文庫オリジナル。