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※出版社解散のため、店頭在庫のみとなります。実店舗と併売しているため、売切れの場合はご容赦くださいませ。
一二世紀の都市の勃興とともに都市には多くの女性が流入した。
中でも現在ベルギーであるブラバントの諸都市には、手仕事や病人の看護などをしながら、相互 扶助の敬虔な協同生活を営む女性信徒の一団が自然発生的に形成され、ベギン運動として展開していった。
自由な生活形態を許す在俗の信徒集団である彼女らの 運動は、異端視されることもあったが二〇世紀に至るまで存続した。
本書はサン=ティエリのギヨームを源泉として、神の接触を求め霊的一致へと向かう霊性の 系譜を、女性史をも視野に入れて考察した霊性史の先駆的試み。