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哲学とは自己の探究であり、自己の存立は他者との出会いを契機とし、他者は自己成立の構成要素に他ならない。
アウシュヴィッツに象徴される他者の抹殺と崩 壊(ショアー)という二〇世紀の負の遺産は、他者とは何かと言う痛切な問を投げかける。
著者はヨーロッパ思想の基底に流れ、神が存在界を根拠づけるとする <存在―神―論>に視点を置いて、原トポスの思索の場である聖書や哲学、神学など広範なテキスト群の声に聴き従い、他者概念の変容を見極めることにより、 現代における他者忘却の意味を解明した問題作。