商品詳細
タグ
説明
キリスト者の割合が約20%を占め、宣教師を多数外国に派遣しているキリスト教大国・韓国。
李明博政権においても、多くのキリスト者が席を占めた。
その一見華やかに見 える韓国のキリスト教界に、著者は厳しい批判を投げかけ る。
「韓国のキリスト教は権力を志向しているのではない か」と。
特に、韓国のキリスト教の主流をなしている保守 的キリスト教のあり方をを痛烈に批判し、あるべきキリス ト教に向けての対案を提示する。
韓国民主化闘争、民衆神学だけにとどまらない「その 後の韓国のキリスト教」とその病弊について鋭く分析 し、その対案を追求した類書の乏しい書。
[目次]
日本語版への序文
第一章 韓国のキリスト教は単一の実体なのだろうか(韓国キリスト教の保守化──どのような変化があったのか/韓国の近代化とキリスト教の見取り図)
第二章 権力へと向かった教会の欲望──保守的キリスト教の歩んだ道(権力に向かって突き進んだ韓国キリスト教の憧憬──その歴史的起源と展開/力への憧憬、排他性の信仰を強める教会のメカニズム)
第三章 対案に向けた闘い──進歩的キリスト教の歩んだ道(民主化と人権のためのキリスト教の戦い/相互行為的信仰を形成するための教会構造の再構成)
第四章 他者に向けた開放制としての信仰──生の喜びを享有する信仰
付録 今日の韓国の教会を省みる