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信仰告白は、教会にとってもろ刃の剣――信仰共同体を建て上げ保つためである反面、束縛し、そこに分裂を生むこともある。
本書は、スコットランド諸教会の歴史において、さらにはそれを取り巻く国家の歴史のなかで、ウェストミンスター信仰告白がどう位置づけられ、解釈され、受容されてきたかという変遷を、わかりやすく丁寧にたどる。
そこから浮き彫りになる信仰告白と教会の関係は、決して静的ではなく、ダイナミックである。
聖書は教会にとって何なのか、教会は世俗権力とどう向き合うのか、教会は何をもって一致するのか。
これらの問いかけから、騒乱の現代を生きる日本の諸教会が学ぶことは少なくない。