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ヒトラー暗殺計画に加担して刑死したボンヘッファーの思想と行動を、彼が身を置いた場を訪ね、彼が親しく交わった人と対話することを通して、より具体的に探ろうとした異色の紀行的評伝。
ボンヘッファーの無二の理解者としてその紹介に努めた親友ベートゲ、ボンヘッファーの弟子であり戦後東ドイツの社会主義体制下で労苦したシェーンヘル、ボンヘッファーが育ったベルリンの街路、ドイツの教会や神学との異質性に驚いたユニオン神学校、沈思の時を持ったエッタール修道院……。
著者は、ボンヘッファーゆかりの人々との豊かな交わりを存分に活用し、その思想と行動を生き生きと伝えてくれている。
ボンヘッファー入門書としても格好の書である。