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史実性の復権へ!
福音書はどこまで史的に信頼できるのか。目撃者の信頼性を、古典から現代の記憶理論までを駆使して吟味し、様式史・編集史批判の方法論的な問題性を剔抉。「目撃者証言」というジャンルから福音書を読むと何が見えてくるのか。ヘンゲルも絶賛した力作であり、興味尽きない福音書解釈を提示した大著。
【目次より】
1章 歴史家によるイエスと証言者によるイエス
2章 パピアスと目撃者証言
3章 福音伝承に見られる人名
4章 パレスチナのユダヤ人名
5章 十二弟子
6章 「始めから」の目撃者たち
7章 マルコ福音書に見られるペトロの視点
8章 マルコ福音書受難物語と匿名人物
9章 パピアスが語るマルコ福音書とマタイ福音書
10章 口述伝承のモデル・ケース
11章 イエス伝承の継承
12章 不特定多数による伝承か目撃者証言か
13章 目撃者の記憶
14章 目撃者証言としてのヨハネ福音書
15章 「イエスの愛した弟子」による証言
16章 パピアスとヨハネ福音書
17章 ポリュクラテスとエイレナイオスとヨハネ福音書
18章 証言されたイエス