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本を読むということは、その作家と作品に火傷すること――
遠藤若き日の発掘作品を中心に、人生の同伴者である神の存在を浮き彫りにし、祈ること、愛すること、生きることの意味を探り、遠藤文学のあらたな魅力に迫る、至高の作品論! (帯より)
【目次】
まえがき
第一章 留学――小説家として生きていく
第二章 初期短篇から見えるもの――「砂の上の太陽」「沈黙の声」「アラベスケ」
第三章 人生の同伴者たち――「稔と仔犬」
第四章 遠藤文学における象徴――もう一人の登場人物
第五章 作品の種――「夜と霧」
第六章 「狐狸庵」と「遠藤周作」――ユーモアを考える
第七章 名もなき人の声を聴く――「無名のヴァイオリニスト」
第八章 遠藤周作の日記――貫かれた神への問いかけ
第九章 遠藤周作の戯曲――「善魔」について