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説明
古楽復権の立役者としてだけではなく、近年その活動の幅を一層広げ注目されるアーノンクールが、自らの音楽に対する考えとその深い見識を示す。
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《もくじ》
第1章 音楽と解釈への基本的考察
音楽と人生/歴史的な音楽の解釈のために/音楽の理解と音楽教育/記譜法の諸問題/アーティキュレーション/テンポ/音組織と音程法/音楽と響き/古楽器は是か非か/スタジオにおけるオリジナルな音響状況の復元/解釈の優先度――さまざまな観点の序列について
第2章 楽器と言葉
ヴィオラ・ダ・ブラッツォとヴィオラ・ダ・ガンバ――弦楽器の歴史についてのささやかな考察/ヴァイオリン――バロック的独奏楽器/バロック・オーケストラ/バロックの純粋な器楽における言葉と音の関係/バロックから古典派へ/音による言語の成立と発展
第3章 ヨーロッパのバロック音楽とモーツァルト
表題音楽――ヴィヴァルディの作品八/イタリア様式とフランス様式/オーストリア・バロックの作曲家たち――宥和の試み/テレマン――趣味の混交/イギリスにおけるバロックの器楽/合奏協奏曲とトリオ・ソナタ――ヘンデルの場合/自筆譜がもの語ること/バッハの組曲における種々の舞曲/エキサイティングなまでに新鮮なフランスのバロック音楽/リュリとラモーのフランスのバロック・オペラ/モーツァルトの手紙についての一考察
著者あとがき/訳者あとがき