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一九三四年のクリスマス、上流階級育ちの十一歳のキャロラインは、おじさんの家にあずけられていた。
おじさんはやさしいけれど気弱で、性悪な家政婦のいいなり。
家は寒く外出は禁じられ、友だちといえば、庭で見つけた身重の猫と、高い塀をこえて現れた町の少年ボビーだけ。
キャロラインとボビーは力をあわせ、猫を守ろうとするが…。
イギリス児童文学の実力派作家ウェストールが、おばあさんが孫娘に語るという形式で描く、育ちがよく気が強い女の子と貧しいけれど誇り高い男の子の、忘れられないクリスマスの物語。
小学校中・高学年から。