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『イエス伝』(2015、中央公論新社)などの著者であり、自らもキリスト者である若松英輔さん。『トマス・アクィナス 理性と神秘』(2017、岩波新書)などの著作がある哲学者である山本芳久さん。
ともに同じ神父に学んだ二人が、中世哲学・神学の巨人トマス・アクィナスと、彼に影響を受けた近代日本の哲学者や文学者たちの言葉を読み解く。言葉・神秘・歴史・悪・愛・聖性の6つの切り口をもとに、静的で倫理的なキリスト教のイメージを動的に刷新する、非キリスト者にも開かれた柔らかくも深遠な画期的キリスト教講義。