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一流の古生物学者、地質学者にして、敬虔なイエズス会士であったピエール・テイヤール・ド・シャルダン神父(1881‐1955)は、科学と信仰を融合させた独自の理論で知られる。
そこには若き日に経験した第一次大戦の、毒ガス漂う苛烈な戦場の記憶も陰翳を添えた。
しかし、その先鋭性ゆえに教会からは異端視され、テイヤールはパリから異郷中国へと「流刑」に処される。
図らずもその中国で、彼は周口店における北京原人の発見に立ち会い、「ミッシング・リンク」の研究に重要な貢献を果たすことになった。
戦時の混乱のさなかに消え去り、日本軍の関与も囁かれるこの原人骨は、今日なお捜索が続く。
神と科学の間で苦悩し、バチカンからは危険視された波瀾の生涯を通じ、人類学の発展を描く傑作評伝。
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