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大作『ブッデンブローク家の人々』で若くして名声を獲得し、五十四歳でノーベル文学賞を受賞したドイツ人作家トーマス・マン。
だが、ファシズム台頭で運命は暗転する。体制に批判的なマンをナチスは国外追放に。
以降、アメリカをおもな拠点に、講演やラジオ放送を通じてヒトラー打倒を訴え続け、その亡命生活は二十年近くに及んだ。
激動の時代を、マンはどう見つめ、記録したか。
遺された浩瀚な日記から浮かび上がる闘いの軌跡。
1 クヌート・ハムスンの場合/レマルクのこと ほか
2 大戦勃発の前夜/ドイツ軍、パリ入城 ほか
3 封印の仕方/「白バラ」をめぐって ほか
4 ニュルンベルク裁判/父と子 ほか