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説明
歿後200年を経た今、モーツァルトの功績を無視する者はいないが、世の天才の常として、その評価は、生存中から死後まで一定したものではなかった。
しかし、価値観の変化に伴う毀誉褒貶はさて置き、彼は、音楽史の上にどれほどの貢献を行なったのか、また行なわなかったのか。
本書は、政治状況、流通事情、人的関係、作曲のプロセスなどの多角的資料を整理して、モーツァルト像のエッセンスを新たに抽出しようとするものである。
モーツァルトの生涯
モーツァルトの音楽の背景とヴァイオリン協奏曲
ザルツブルクのディヴェルメントとセレナード
ザルツブルク時代の教会音楽と「ハ短調のミサ」
モーツァルトの時代のピアノ
1779-80年の教会音楽
モーツァルトの時代のウィーン
<後宮からの逃走>に至る道
モーツァルトと室内楽
モーツァルトと協奏曲 ほか