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説明
「不敬事件」により苛烈な批判を受けた内村鑑三(1861-1930)は、さらに重病、失業、愛妻の死、極貧、信仰共同体からの疎隔という幾重もの苦難に襲われる。そうした逆境からの自己の再生を綴った本書は、万人に「なぐさめ」のありかたを示す。発行三十年を記念した特別版(1923)を底本とした決定版。(注・解説=鈴木範久)
【目次】
内村加寿子への献辞
自 序
第二版に附する自序
改版に附する序
回顧三十年
第一章 愛する者の失せし時
第二章 国人に捨てられし時
第三章 キリスト教会に捨てられし時
第四章 事業に失敗せし時
第五章 貧に迫りし時
第六章 不治の病に罹りし時
注
解 説……………鈴木範久